きんたろうの家 すい臓ガンのブログ

すい臓がん余命1年宣告から2年経過。もう末期!

94歳、入院中のおじいちゃん(義父)のこと その2

膿胸なのですぐ手術した方がよい、と言われ、全く何のことかわかりません。

 

とにかく、健康だったはずのおじいちゃんが緊急入院、手術することになりました。

お医者さん曰く、肺の周りに膿がたまっているので、それをドレーンという管を使って体外に出すとのこと。なぜそうなったのか理由も何もわかりませんが、はいはい、お願いいたしますと返事し、緊急手術。

手術と言っても、脇腹に管を通す針をぶすっと刺すだけなようなので、そこまで心配していませんでしたが・・・。

 

話はこれで終わりませんでした。

 

肺の周りの膿は思ったより深刻で、「ドレーンではほんの一部しか抜き出すことができなかった。炎症が起こっているため、膿がたまっている浮き輪のような部分に壁がたくさんできている。

だからその膿を全部取り出すには胸の浮き輪部分の壁を切る大々的な手術が必要だ」と。

そして、その大手術のリスクとしては、片方の肺の空気を完全に抜いてぺしゃんこにするので、もう一方の肺に空気がたくさん送り込まれてしまい、もしかしたらその肺が破れるかもしれない。そうすると出血するかもしれないから、輸血が必要になってくるかもしれない、と。

主人も私も、そして遠方に住んでいる主人の弟にも同意をとり、その手術をするのはお断りしました。

94歳です。そんな危険な大手術をしたところで、自立できるようになるわけではないのです。(それが不安だから老人ホームに入っていてほしいくらいだし。)

 

手術の説明を大変丁寧に行ってくださった外科の先生も、手術を希望しないという家族全員の意見を尊重してくださり、手術は行わないことになりました。

 

ただ、その場合、1ヶ月後に亡くなったりすることもあるかもしれませんが、いいんですね?と念を押されました。はい、かまいません。とはっきり主人が答えました。

 

「あの・・・、そもそもの話なんですが・・・。」と切り出し、「義父(ちち)は老人ホームに入る直前、庭で転びました。その後、膿胸だ、手術だと言うことですが、いったい何の関係があるのでしょうか?ちょっとその流れがわからないのですが。」と外科の先生にお尋ねしました。

すると、電子カルテを見ながら、「私も内科の先生から話を聞いていて、最初に診てはいないのではっきりしたことはわかりませんが、おじいちゃん庭で転んだと言うことですが、もしかしたらそれはただつまずいたと言うよりも、少し熱が出てふらっとして転んだとか言うことだったかもしれませんね。」

 

ああ、そうかも。あんなに元気だったおじいちゃんが何にもない庭で転ぶなんて変だと思ったんだ。

 

「転んだことと膿胸は、直接関係ありません。膿胸は、元々あって、今回検査でわかったと言うことです。」

 

そうですか~。

 

おじいちゃんが元住んでいた家に帰ってくることはもうなさそうなので、主人と私で家の大掃除、片付けにいき始めました。そしてわかったことですが、お風呂場の壁や浴槽の周りに、おぞましいほどのカビが生えていました・・・。

 

こんなカビ菌を毎回吸い込んでいたのですね・・・。納得・・・。いや、ヘルパーさんも頼めなかったんです、あまりに元気だったから・・・。

 

そういうわけで、たった1週間で老人ホーム生活は終わり、予期せぬ入院生活が始まりました。