きんたろうの家 すい臓ガンのブログ

すい臓がん余命1年宣告から2年経過。もう末期!

「私はがんで死にたい」  その2

「私はがんで死にたい」著者 小野寺時夫  2012年6月初版 

 

日本に多い病院死には問題がある

一般病院での最期はホスピスや、よいクリニックにかかってから自宅で過ごす場合に比べて、惨めな終末になる可能性が高い

一般の病院は治療が主目的の施設なので、死を迎える末期がん患者さんは医師や看護師にとって本心は「歓迎しない客」で、苦痛緩和が十分に行き届かなかったりすることが多い。とのこと。

 

これは大いに同意します。義父の場合がそうでしたから。(義父は末期がんではありませんでしたが、抗生剤点滴をするだけの延命の入院でした)

義父の場合、危篤状態でも看護師はちょくちょく様子を見るということをしない病院でした。

私が見舞いで数時間病院に滞在していると、他の入院患者が呼びベルを鳴らす音が響き渡っています。でも誰も駆けつけようとしていませんでした。

「誰か行けないの!?」という男性看護師の怒り声が響きました。みんな忙しくて手が回らないのか、余計な仕事はやりたくないのか。

 

在宅死の時の家族介護の問題

「当人が在宅死を望んでも、病状や介護する家族の事情によっては負担が大きすぎて家族が疲労困憊しているケースをしばしば耳にします。そんなときには、患者さんが一時的に入院するなどで、介護する家族に休養を与える配慮も重要になってきます。」

 

確かに!私、腰の調子がすこぶる悪いので、将来たろ夫のおむつを交換するなどと言うことになったとき、絶対一人では抱えられないと思う・・・。その前に車いす生活になったりした場合でも、腰が痛いから運ぶのは無理!

でもたぶんたろ夫は入院したがらないんだろうな・・・。頭が痛いな。正直に言うと、その時は是非入院して欲しい。病院はよくなさそうだからホスピスだな。

 

ホスピスの勧め

そもそもホスピスとは、余命6ヶ月以内と思われる人を対象に、痛みなどの身体的苦痛を十分にとり、長くない余命を出来るだけよい生き方が出来るようにお世話する施設、だそうです。

がんが末期に近づくにつれて、痛み、呼吸苦、吐き気などの苦痛が出ることが多いのですが、これを十分緩和する努力をします。

要領は、モルヒネを上手に使って痛みを取ると言うことでした。

 

ホスピスの問題点は、高額医療費控除は一般の病院と同じように扱われるが、個室料がかかる場合が多い、と言うことでした。

 

私にとって新鮮であったことは、ホスピスは「死ぬための施設」ではなく「よく生きるための施設」だ、ということでした。小野寺医師曰く、ホスピス重症になってから最期の1週間だけ来るような場所ではないそうです。

 

認知症のがん患者

認知症になったとき、醜態はさらしたくない、とのことで、小野寺医師は自分の意思を文書にしているそうです。

  1. 食事を低カロリー・低タンパクにしてください。(胃ろうは拒否)
  2. 不穏や徘徊がひどいとき・不眠の時は薬を十分に出してください。
  3. 寝たきりになったら「鎮静」をしてください。(麻酔薬で眠らせてくれ)

 

 私も自分だったらそうしたいです。ですが、たろ夫は「認知症になったもの勝ちよ!」と、自分さえよければよいというジャイアン的思考ですね・・・。

 

劇症白血病で亡くなった奥様について

この記述は涙なくしては読めませんでした。

最近義父が亡くなりましたので、その時の様子とダブるところもあり、また、医療に精通しているベテランの医師であっても、妻の死に際して、後悔の念が何年経っても残っている、と。

これは将来たろ夫がどうかなってしまったときの心構えにもなりました。

 

死の迎え方 不安、怒り、嘆きなどの不穏状態が死の直前まで続く人

一般的には次のような人は終末が安らかではありません。

その根本的な原因は死を容認できないことだと思います

 

・カネや権力で大抵のことが叶ってきた人。こういう人は、死を避けられないことの苦しみが一段と強い

 

あ~あ~たろ夫だよ~。たろ夫ちゃん、最近、よりいっそうわがままと暴虐ぶりが際立ってきたよ~。ほんとーに、人格まで変わってきた感じがするんですよ。きっとこれに当てはまるんだと思います。

 

がん細胞は超能力を持つ

正常細胞が分裂すると古い細胞は死滅しますが、がん細胞は分裂して増えた細胞すべてが生き続けます。

抗がん剤放射線の治療を行うと、万能幹細胞に似た細胞が耐性(抗がん剤放射線に強い)遺伝子を持つ新しいがん細胞を大急ぎで作ります。抗がん剤が一度効いても、すぐ効かなくなるのはこのため。同じ部位に放射線を再度かけられない場合が多いのは、放射線に強い細胞に代わるのに加え、放射線量が一定量を超えると正常細胞も傷害されるためです。

 

まとめ

要約すれは、がんというのは自分の終末を自分で決定できるので、身辺整理が出来るし、交通事故死や突然死よりも、自分や周りの家族にとって良いものである、ということでしょうか。

また、ホスピスで安らかにその時を迎えられたらいいですね、といった感じでした。

 

たろ夫にも、最期はホスピスで安らかに過ごして欲しいな・・・。

でも、最期まであがきそうだなあ。

それもまた人生かな。

今度は心理学の本でも読もうかな・・・

 

 私はがんで死にたい―ホスピス医が決めている最期

私はがんで死にたい―ホスピス医が決めている最期

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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