たろ夫をとおして、MR検査の結果が知らされました。
脳に異常はない、と。
そして1月9日月曜日、祭日だけど退院できる、と。
これだけおかしいところがあるのに、異常なし、と言う結果になるとは思わなかったので、この結果を受け入れるのにも心の整理が必要です。
今日はいとこ夫婦と4人で海鮮料理を食べにいきました。昨日より更に体調の良さそうなたろ夫は、ほとんどすべてを食べ、ふぐの唐揚げは3つのうち1つを残し、最後のご飯は半分くらい食べ、非常にまともな食べ方をしました。
でも、食べ始める前、私に「今日は何曜日だったか。木曜だろう。」と言ったので、「金曜日よ、たろ夫ちゃん。」と確認したのに、食事後、また、まったく同じ質問をしました。
「入院しているから、曜日がわからなくなった。ははは。」という言い訳も、まったく同じでした。
しかし、もう、「あなた、さっきも同じこと聞いたじゃない。」とは突っ込みませんでした。認知症の人にその言葉を言うと追い詰めてしまうのでよくない、と、ネットに書かれていたので。
今とても、孤立無援な気持ちがします。
家族は、認知症だと思う、おかしい、そして危険だと一生懸命言っているのに、検査結果は「異常なし」。
医学の素人の私には、それ以上どうしようもありません。
たろ夫がすい臓がんだと判明するまでも、同じでした。
本人が、痛い、おかしい、と、たくさんの病院にかかるも「異常なし」。
異常があるとわかったときには「手遅れ」。
医療にも限界があります。検査結果がすべてではない。今の技術ではわからないだけ。
悲しいのもあるし、自分の知識のなさが残念でならないし、でも、起きてしまったことを嘆いても仕方ありません。たろ夫の強烈キャラも憾んでも仕方ありません。
(「家族は大げさに言いますからね~」と、"自分はまとも"アピールをしていました。1週間で7キロ痩せても病院に行こうとしない人間は異常だ!怒)
今、私に出来ることは、たろ夫の食事の栄養管理に最善を尽くすこと。
認知症について調べて、症状が悪化しないように、ストレスにならないように対応すること。(認知症以外の可能性も排除せず調べる)
たろ夫の運転が引き続き危ないようであれば、主治医にまた手紙を書いて、精神安定剤を処方してもらうなどの手段も講じられるかもしれない。
すい臓がんは膵炎より重篤なのに、どうして栄養管理してくれないのか!と昨日書きましたが、自分で理由に気づきました。
すい臓がんのステージⅣbで、もう延命治療しか方法がないから、死が訪れるときまで、好きにしていいですよ、何でも好きなもの食べて、旅行にでも行って、残された短い時を楽しく過ごしてください、っていうことなんですね。
言い換えれば、さじを投げられていたんですね。
これが手術ができる方、できた方だったら、全然対応は違うのでしょう。再発防止のために、栄養管理がなされるのでしょう。
気づいちゃったよ~ん。←壊れた
でも、ここで、投げやりにならないで、自分に出来る、精一杯の介護、サポートをやっていくっていうことが、「あきらめない」ことだと思います。
きんたろう、頑張る!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
↑他のがん患者の方の経験もとても参考になります。