きんたろうの家 すい臓ガンのブログ

すい臓がん余命1年宣告から2年経過。もう末期!

「抗がん剤治療中の患者さんが発熱したら!?」

先回の血液検査(7月18日)の時、『悪い結果』だったけれども「勉強が追い付かない」としていた中の一つが好中球でした。

 

最近、ほかの方のブログで「発熱」されている方が多いのもあり、今後の対策として発熱時の対応の仕方を勉強してみたのですが、インターネット上では、「これがベスト」という記事を見つけることができませんでした。

 

手元にある本で、「レジデントノート 病棟でのがん患者サポート」という本の中にも、「抗がん剤治療中の患者さんが発熱したら!?」という特集記事がありましたので、真剣に読みましたが、結論を言ってしまえば、多くの場合原因は不明、経験に基づく治療として、抗菌薬投与をする、ということでした。

 

以下、抜粋です。

 

「好中球減少時の発熱、感染症は重症化し、命にかかわる危険性が高いです。FN(発熱性好中球減少症)において感染のフォーカスや原因微生物を同定できる割合は20%~30%と低いことが指摘されており、多くの場合、熱源は不明です。これらの背景から、FNにおいては、一定のリスク評価に基づき、感染巣の検索と同時に、経験的な抗菌薬投与を開始することがIDSA(Infecious Deseases Society of America)やASCO(American Society of Clinical Oncology)のガイドラインにおいても推奨され、実際に死亡率を低下させられることが知られています。」

 

もうすこし踏み込みますと、

「発熱の鑑別疾患として上気道炎、肺炎、尿路感染症、胆道感染症、さらには帯状疱疹をはじめとした皮膚感染症など、感染巣が明らかな場合はそちらの治療が優先されるべき。

通常の発熱時の対応同様、まずは詳細な病歴聴取、系統的な身体所見を確認することが常に重要です。」

 

「血液検査についてはC反応性タンパク(C-reactive protein:CRP)やプロカルシトニン(procalcitonin:PCT)が広く用いられていますが、これらはFNの初期では基準値内にとどまるケースも少なからず存在するため、細菌感染症や真菌感染症の経過を評価するための副次的な指標として用いられるべきです。

また、免疫抑制をきたしていない患者に比べ、FNにおいては無症状であっても潜在的に病勢が進行し、急激に重症化することもあることから、シンプルでなおかつ検査陽性となった場合の臨床的意義の高い検査(胸部X線写真、尿培養)については、明らかな兆候を伴わない場合にも考慮します。」

 

「主ながん薬物療法におけるFN発生頻度」という表が「日本臨床腫瘍学会編:発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン」より転載されていますが、その中にはすい臓ガンが述べられてはいません。

近いところで、胆道ガン(治療レジメン GEM)7%、直腸結腸ガン(治療レジメン FOLFIRI )3%、胃ガン(治療レジメン S-1)1%となっていました。これに基づいて推察すると、すい臓ガンでは発生頻度は高くはないかと思います。

 

備考ですが、術後合併症としての縫合不全で、発熱、腹膜炎兆候、腹痛、などの症例、治療についても述べられていました。すい臓ガンの場合、こちらのほうがずっと多いかもしれません。手術を経験していないたろ夫には緊急に必要ではないので、いつか、必要になったら勉強して書きたいと思います。

 

情報が多すぎてここにはご紹介できませんでしたが、発熱の原因は様々なので、地道に分析していくしかない、という印象を受けました。

 

結論:結局、発熱してみないとわからない。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。 

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↑他の方々の経験も、とても参考になります。

 

 前回ご紹介した「レジデントノート 消化器診療の疑問」は書店で中を見てから購入したので、とても参考になって満足していますが、これはインターネットで買いまして、内容はすこし範囲が広すぎて、知りたい詳細は知れなかったと思いました。「がんサポート」のほうが良かったかと思います。

https://gansupport.jp/article/measure/measure04/3437.html