きんたろうの家 すい臓ガンのブログ

すい臓がん余命1年宣告から2年経過。もう末期!

たろ夫の治療戦略、熟考の結果

 もう、近い将来、すべての抗がん剤に耐性がついてしまう、と思い、一度は覚悟しましたが、急に治療戦略が頭に浮かび、いけるか??と、真面目に研究しました。

 

『このまま死んでる場合じゃない』の本を読んで、今まで全身治療しか頭になかったのが、一つずつ、やっつけていけるかもしれない!とひらめいたつもりでしたが、現実はそれほど甘くないことに気づかされました。

 

まず、オプジーボ。

実はすでに、以前、たろ夫も、「オプジーボを使っていただくわけにはいかないでしょうか」と、主治医に聞いたことがあったのです。

少しの沈黙の後、申し訳なさそうに、「肺に転移している場合は、使うことはできないんです。」との説明がありました。(原発巣であれば使えるという口調)

ですから、何はともあれ、私の考えた治療戦略を、主治医に賛同してもらうことが必要です。オリゴメタ説に基づき、完治目的ではなく、あくまでも肺のガンをやっつけたい、と。

 

(この観点でいえば、すい臓ガンが見つかったばかりの時は、6mmの結節が一つだけでしたから、6,7つ両方の肺に転移してしまっている現在よりタイミングとしてはずっと良かったなあと悔やまれますが、その時は、この岡田直美先生の本も出版されていませんでしたので、そんな治療戦略は思いつきもしなかったことを考えると、仕方ありません。)

 

そもそも、ど素人の考えた治療戦略に、先生がまともに相手してくれるのでしょうか・・・。

 

その前にたろ夫がこの治療戦略に同意しなくては。・・・無理でした。

 

最近、新車を買った時にも、「これでお金が無くなったから、免疫治療もあきらめられた。」と、自分流の生き方を貫くつもりです。

 

谷村新司の『昴』のフレーズ、「わ~れは~行く~、心の命ずるままに~」と、歌っています。物欲と言いますか、購買欲という欲望に忠実に従って生きています。

 

「絶対死ぬもんか!」と言いながら、治療法について、標準治療以外はすべてまやかし!という先入観をどうしても取り除けません。本当に、『宗教はアヘン!』に近い、憎しみのようなものを感じます。

 

最近も、「瀬田クリニックの記事が週刊現代に載っていた、免疫治療も偽物だ!騙されてたまるか!」と恐ろしい顔をして敵意むき出しにしていました。

「いや、それも免疫治療が主流になったら困る医者の偏った意見みたいよ」と、やんわり否定したんですが。(わたしは実際に読んでいないので伝聞調で)

 

もちろん、『このまま死んでる場合じゃない』の本も、「読んでみて!」と勧めましたが、全く読もうともしないんです。

 

本人が、「絶対治してやる!」という気持ちがなければ、周りがいくら言っても、だめだと思いました。

 

「絶対死ぬもんか!」と言いながら、「絶対治してやる!」とは思わないのは矛盾しているようにも感じますが、これが、たろ夫の現実です。

 

動注塞栓治療も、できるかどうか、よくよく検討しました。

たろ夫のすい臓ガンは、どうやらすい臓の周りの全部の動脈に浸潤しているようで、「だめだこりゃ~」と絶望的な気持ちになりましたが、関西、関東の動注塞栓治療を行っている病院に問い合わせてみるだけでもやってみようとは思いました。

 

でも、現状を説明するためには、「セカンドオピニオン」を求めるときに必要になるような、正確なデータが必要です。

 

結局ここでも、主治医にデータをくださいと頼む、つまりはたろ夫にまず了承を得なければならない、というところでつまづきました。たろ夫は、「そんなことをしたら、先生に対して失礼だ!信用していないことになってしまう!」と、話になりません。

 

最初は3.5cmの腫瘍でしたが、1年9か月の間に、軽度の縮小、変化なし、変化なし、縮小、縮小、変化なし、となっていまして、今現在どのくらいの大きさなのか、よくわかりません。

分からないのに、問い合わせはできません。広範囲に動脈浸潤がある、というだけでは、断ってくださいと言わんばかりですし。

 

素人なりに、考えに考え、たどり着いた結論は、「絶対治すという強い意志のある患者」と、「『治るために、全力で助けてあげる』という医者」が両方そろって初めて奇跡は実現する(かもしれない)、ということです。

 

残念ながら、たろ夫はそれに該当しませんが、それも、受け止めなければならないなと思っています。

 

少しでも元気で長生きしてね、たろ夫。ストレスから解放されるといいね。

 

長々と、おつきあいくださりありがとうございました。 

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ

↑可能性のある方は、ぜひあきらめないでください!