きんたろうの家 すい臓がんのブログ

すい臓がん余命1年宣告から2年5か月経過。標準治療終了

新しいがん友へ 言葉が見つからなかった

昨夜電話がかかってきました。50代の友人です。「お父さんががんになった。もう、危ないらしい。」と。

 

本人は両親と同居しておらず、その方のご兄弟が主に介護をされるそうです。

 

お父さんの病状は大腸がん、肺転移と肝転移があるそうで、80歳です。

 

彼女は、動揺していて、わたしに聞いてきました。「〇〇大学病院にかかっているんでしょう?うちの父もそこにかかるって言っていたんだけど。」

 

本人は、何かアドバイスがほしかったというより、動揺していて、話を聞いてくれる相手が欲しかっただけのような気がします。

 

でも、わたしもそういう相談を受けたのは初めてであったし、電話で突然ということもあり、淡々と冷静にアドバイスと言いますか、意見を述べてしまいました。

 

確かにたろ夫は、〇〇大学病院の腫瘍内科にかかっている。

 

今の担当医は、融通の利かない人であるので、既定の用量の抗がん剤を投与し続けられて、たろ夫は副作用で苦しんだ。

 

〇〇大学病院全体についての善し悪しはわからないし、あなたのお父さんは大腸だから、胆肝膵の腫瘍内科とは別の診療科かもしれない。

 

医師によっても当たりはずれがあると思うので、そこはいいとか悪いとかわからないが、投与する抗がん剤の量や期間は、主治医と対等によく話し合ったほうがよいと思う。

 

△△病院というところは、放射線科医が主治医になり、集学的な治療を施しているところで、トモセラピーという、放射線治療の最新式の機器がある。肺転移に照射できるかもしれない。

ハイパーサーミアという温熱療法もやりながら抗がん剤を投与するので、投与する抗がん剤の用量が少なくて済むというメリットもある。

 

しかし、お父さん年齢は?80歳。(高齢だな…)本人がどう考えていらっしゃるかが大切だから、本人によく希望を聞いて、納得のいく治療を選んでもらったらいいと思う。セカンドオピニオンを聞きに行ってはどうだろうか。

 

 

このように話して、最後に、「びっくりしたでしょう?泣いちゃったでしょう?」とねぎらいの言葉を言ったら、彼女の気持ちを話し始めました。

 

あ、こちらを気遣うほうが先だった、と反省しましたが、言い訳になるかもしれませんが、彼女の方が急に病院の情報を聞いてこられたので、わたしもそのように反応してしまいました。

 

結局、話した内容そのものには何も後悔はなく、患者であるお父さんがどう考えているかが大切だと思っています。電話ではその点に関する情報が全くなかったので、彼女にかけてあげられる言葉も見つかりませんでした。

 

がんになった人が、友人本人なのか、友人の配偶者か、親か、子供か、また、がんになった人の死生観はどんなものか、年齢は?がんのステージは?などによっても、「慰め」「励まし」「アドバイス」の言葉は全然違ってくると思います。

 

もしも仮に、わたしが80歳で末期がんだと言われたら、手術もしなくていいし、抗がん剤もいらない。とにかく、痛いのは嫌だから痛み止めを処方してほしい、と望むと思います。

 

頑張って抗がん剤を受けろなんて言う励ましはいらない。でも、人は人ですから、自分の意見を他人に無理強いはしません。その人が手術を受けることを望むなら、それが成功するように応援し、祈るだけ。

 

友人のお父様がどう考えておられるかはわかりませんが、心からのお見舞いの気持ちと贈り物を、親愛なる友人に贈りたいと思っています。

 

それが、友人としてのわたしに出来ることかな。

 

(注:今回に限っては、友人の個人情報保護のため、一部、内容を書き換えております。保身のための改ざんではありません)

 

 ここまで読んでくださりありがとうございました。 

他の方の経験もとても参考になりますよ。 

↓ぜひ行ってみてください。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ