28日、またおじいちゃんのところに見舞いに行きました。
酸素マスクをしているのでどうしたのか看護師さんに聞くと、昨日の夜、指先で体温や酸素の量を計測しようとしたら、体温が低すぎて計測できなかった、と。
体温が低いと言うことは、酸素が回っていないと言うことで、酸素マスクをしているそうです。電気毛布も掛けてありました。
最近は、呼びかけたら、調子がいいときは「きんたろうちゃん!」と答えてくれて、頭はしっかりしているけれど、ひとこと二言発することが出来るだけで、後はずっと目を閉じていました。
でも今日は今までになく目をぱっちり見開いて、自分で酸素マスクをずらして、何か一生懸命話そうとしていました。
「なに?」と聞き返しますが、どうしても聞き取れません。
たろ夫のことを案じているのかなあと思いました。
いったん家に帰り、おじいちゃんの様子を報告し、今日は見舞いに行った方がいいよと言って、二人でもう一度病院に行きました。
たろ夫は、自分の体力が弱っているせいもありますが、おじいちゃんの見舞いに行くと、どうしても死を意識してしまうため、精神的につらくて、ほとんど顔を見せていませんでした。
おじいちゃんはやはり目をぱっちり見開いて、たろ夫に何か言っていましたが、聞き取ることは出来ませんでした。
後でわかったことですが、酸素を体に送り込むと、このように一時的に意識がはっきりするそうです。
高山を酸素ボンベを持って登ったときの状況と似ていますね。おじいちゃんは元気になったわけではなかったのね。
いよいよ危ないなあ・・・。
29日火曜日、午前10時頃、病院から電話があり、「危篤」だと・・・。
二人でまた、慌てて行きました。
酸素マスクをして息が荒く、もう目を開ける力もないようでしたが、意識はあり、呼びかけると私たちが来たことはわかっていました。
今回は、血圧80と50で、すぐに亡くなりそうだとは思わなかったので、病院を出て、葬儀屋に行くことにしました。
近い将来葬儀屋にお世話になるので、いろいろと話をして、段取りをつけて帰ってきましたが、明日はたろ夫の、3週間ぶりの抗がん剤の日なんですよね・・・。どうするんでしょう。
記事の内容が重苦しいので、かわいい写真でちょっとでもさわやかになれますように。
野生の子鹿です!
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