たろ夫がすい臓がんになってから1年、私もすい臓がん患者の皆様から経験談を知ることができ、たくさん参考にさせていただきました。
本当にありがとうございます。
これまでがん治療について無知でしたので、今回この本を読んで、純粋にすごい!と思い、その感想を書かせていただきましたが、抗がん剤に詳しい方の中には懐疑的な方もいらっしゃるようです。
確かに、インターネットの情報というのは当てにならないものがたくさんあると思います。
ですから、本当に知りたい方は、ご自分で実際に本を読まれることが一番だと、今でも思っております。
よく現れる「印税稼ぎ」だ、眉唾だとおっしゃる方は、これを否定する医学的、科学的な根拠を示していただけるなら、私も是非知りたいと思います。
私もまた、医者でも科学者でもありません。普通の主婦が、必死で、夫を少しでも助けるために、日々3時間ぐらい費やしてがんに関する様々な勉強をして参りました。
私が調べたところでは、著者の奥野修司さんは、そもそもノンフィクション作家であり、医者ではありません。
「前田浩」という医師の抗がん剤の取り組みの取材を行ったまでです。そして、本人なりに徹底的に調べていらっしゃると思います。
P-THPについて、まとめようと思いましたが、下のような記事を発見しましたので、こちらをご覧になった方が早いと思います。自分でまとめるのはとても難しいです。
この記事もまた、確かな証拠があるのかと聞かれますと、私は責任が持てません。
ただ、この方の記事にも書かれていましたし、「副作用のない抗がん剤」の本の後書きにも書かれていたことですが、流通しない理由というのが、抗がん剤であるピラルビシンがジェネリック薬品となっているため製薬会社が儲からない、また、ジェネリックを加工したものでさえ、国が要求する臨床試験を示すにはトータルで数百億もかかるという、ビジネスが絡んでいることは非常にあり得る話だと思いました。
薬害エイズ事件の「戦犯」阿部英のことは皆さんもご存じだと思います。
お偉いさんたちは、必ずしも一番安全で効果のあるものを追求してはいないのです。
さらに、子宮筋腫を患ったゆえ、「低用量ピル」については私は詳しいのですが、これも、世界では婦人科系の病気の「薬」として広く認められていたにもかかわらず、日本でこれが認可されるまで、数十年もの年月を要しました。
それまでの間、高価な避妊薬としてしか入手できませんでしたし、不貞をはびこらせるけしからんもののような、稚拙で誤った見方をされていたことも事実です。
更に、日本で限定的に「薬」として認可された後も、今度は原価が恐ろしく高額になり、患者の負担額はさほど変わらないなど、患者にとってははらわたの煮えくりかえるような状況が長年続いていることも事実です。
これも、厚生省と製薬会社が大きな原因です。
最後に、私の愛する夫、たろ夫の命もまた、本当に、いつ消えるのかわからない状況でこのブログを書いていると言うこともお伝えしたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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