腫瘍マーカーは早期診断としての意義は少ないと言われています。
むしろ、初期にはアミラーゼ、リパーゼと言った、基本の血液検査に含まれる膵酵素の数値に異常が現れるそうです。
いずれにしても、血液検査のオーダーを出すときに、何を調べるのか、そして結果の数値から何の病気を疑うか、というのは個々の医師のセンスが問われるらしいです。
たろ夫の場合は、開業医のところでまずエコー検査して、「これはだめだ!」と言われ、大学病院送りになりましたから、血液検査が実施されたのはすでに末期がんを疑ってのことでした。
ただ、ステージⅣのすい臓がんだと言われたにもかかわらず、以下の通り、腫瘍マーカーは気持ち悪いくらい少なかったです。
2015/10/27 CA19-9 0.7 (基準値37.0以下)
12/22 0.7
2016/ 1/18 0.7
5/23 2.1
5/30 1.7
7/11 1.9
8/31 1.0
9/14 0.9
10/12 0.8
11/9 0.7
もう一種類の腫瘍マーカーCEAでは、
2015/10/27・・・・・・12.4(基準値3.4以下) → 2016/11/9・・・・・・12.5
こちらも、基準値は超えていますが、数値は少なめで、ほぼ変わっていません。
何だか狐につままれたような気分で、途中で、「もしかしてがんではないのではないか?」と思ったこともありましたが、抗がん剤で腫瘍が縮小するのですから、がんですよね??
意味がわからないので主治医に質問しましたが、「数値はあまり気にしなくていいです」とのこと。
自分で調べてみたところでは、「日本人に約4~10%いると言われるLewis血液型陰性者(抗原が産出されない)では偽陰性となるので注意を要する。その際はSpan-1やDUPAN-2などの測定が診断に有用である 」と書かれていましたので、たろ夫はこれなのかな??
主治医の先生に話してみるのも勇気がいります。CEAの方は少ないながらも基準値の3倍近くなので、これを見ていくから大丈夫と言われるかもしれませんし。
やはり、主治医の先生とは良い関係を保ちたいので、ちょっと質問しにくかったりします。
以前、「標準医療は・・・」と質問したところ、「標準医療というものはありません。標準治療というのならあります。」とビシッと返され、素人の私は、そうですか、すみません、と、なんか謝ったのですが、後でネットで調べてみると両方ほぼ同義語で用いられていました。
いいじゃないか~どっちでも~!!
いや、本当、まじめに今度先生に話してみよう。怖い怖い。先生がじゃなくて、この先が。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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