たろ夫のわがままはとどまるところを知りません。
今年7月に、第一治療のアブラキサン・ジェムザールに耐性がついてしまい、mFORFILINOXという第2の抗がん剤治療に入りました。
8月から行っていますのでおよそ5ヶ月になります。
FORFILINOX全生存期間中央値は11.1ヶ月なので、”m”つまりmodified、少し本来より量を少なくしたものはもしかしたらその期間がもう少し短いのかもしれません。
(「がんサポート」2015年10月号によると同じくらいの効果があったそうですが)
第2治療を始めたころ、この抗がん剤の話の中で、全生存期間中央値を聞きたいか、とたろ夫に確認して、「うん」といったので、11.1ヶ月だ、と言ったところ、そんなの聞きたくなかった!二度と言わないでくれ!と猛抗議されました。
自分が聞きたいって言ったんじゃない・・・。
いずれにしても、“第2治療”として行っていますので、客観的に分析したら、たろ夫は数ヶ月以内に亡くなっても全く不思議ではありません。
中には、余命3ヶ月と言われたけど数年生きているとか、すい臓がんを克服できたという方もおられるので、今のうちからあきらめるのは早いと思われる方もおられるでしょう。
私としては、長かろうが短かろうが、静かに穏やかに、楽しく過ごしていきたいのですが、たろ夫は必死過ぎるほど必死です。
病気で外出を嫌がる長男に、以前「一生のお願い」と言って、家族で食事に行きました。今回、一緒に旅行に行こうと誘ったようなのですが、いやだと断られたらしいのです。
たろ夫、またもやカネをちらつかせ「お父さんが死んだときにおまえのためにとってやっている金があるが、おまえが旅行に行かないのならお父さんが遣ってしまうぞ。」と。
そんな脅しのような誘い方があるか!バカだなあたろ夫。
長男の返事「僕はお父さんから何かもらえるなど、なにも期待していない。お金なんて、好きに遣っていいよ。僕は旅行は行かない。」
実は、毎月長男に障害者年金が6万円入っているのに自分には1万円しか渡されていないこと、そしてたろ夫の性格からしてそのお金を使い込んでいることを長男はしっかり察知していたのです。
長男にもフラれてしまったたろ夫は、一人で泣いていたらしく、目を赤~くしていました。最近よく泣いているようです。
義父が亡くなったこともあって、精神が不安定なのもあると思います。
ただ、たろ夫は全然子育てに参加しなかったので、(と言うか、間違ったことを教えてしまったせいで長男は他の人とのコミュニケーションが出来なくなってしまった)長男との関係は冷め切っています。
旅行に行く友が欲しいたろ夫。でも誰も相手してくれない。(私は腰痛)。
お金で幸せは買えないんだよ、たろ夫。早く気がついて・・・
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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