皆さんも、2016年ノーベル医学生理学賞が大隅良典氏のオートファジーに決まったことは記憶に新しいと思います。
と言っても私はノーベル賞が発表されるまでこの方の存在も、研究成果も、全く知りませんでした。
候補者の中にはがん研究に関わる人として、本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大客員教授(74歳)(医学生理学賞候補)、そして、前田浩(まえだ・ひろし) 崇城大特任教授(77歳)(化学賞候補)のお二人がいらっしゃいました。
私が「あきらめない」行動として、この、前田浩教授(現在は栄誉教授)に、昨日、直接メールを出させていただきました。(結局、文藝春秋社を通さなくてもネットで見つかりました)
たろ夫の病状の概要を書いて、治療を受けさせていただけまいか、と。
その日のうちに、大学研究所名、住所、電話、ファックス番号、ご本人の署名付きの返信がありました。
いただいた私信をこのように公開してしまうのは大変無礼だとは存じますが、先生の研究に少しでも関心を示す人が増え、何らかの貢献が出来ればという思いで公開させていただきます。
(きんたろう)様
拝復、メールを拝見いたしました。ご丁寧にありがとうございます。
このP-THPは未承認薬のため、大学の研究室で細々と作られているのみで、供給に限りがあるため、広くお使いただくことができません。
早くこの薬を世に出すべく、日々努力しておりますが、現段階ではお断りせざるを得ない状況にあります。
せっかくお問い合わせいただいたのに、お力になれず、心苦しいのですが、どうか現状をご理解いただき、ご了承いただきたく存じます。
ご主人の症状が快方に向かわれますことを心よりお祈りいたしております。
前田 浩
崇城大学DDS研究所
栄誉教授
(住所、電話番号等)
何という腰の低い、謙遜な、そして温かいメール!
この方の研究は、研究者たちの間では非常に高く評価されているからこそ、ノーベル賞候補になったわけで、世界が注目しているものでしょう。
もちろん、前田教授だけでなく、他の様々な抗がん剤の研究も熱心に進められているのも知っています。
頑張る!私も頑張る!
先生も是非、お体に気をつけられてP-THPの研究を頑張られてください!
大きな賞を取った人の中で、賞を取る前から存在を知っていたのは芥川賞のピース又吉さんぐらいですが、前田教授がノーベル賞とられるのも、夢ではないかもしれません。
そうなったらすごいな~。
たろ夫が治療を受けられないのは、本当に本当に残念ですが、やがて、世界から病気が撲滅することを、心から、切に願います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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