たろ夫がトルーソー症候群かどうかを超真剣に調べ、考えました。
そういえば、抗がん剤第一治療、アブラキサン+ジェムザールを始めて3ヶ月ぐらい経った頃、たろ夫が「視界が白くなってきた。見えにくい。抗がん剤を打ったあと白くなる」と言い始めたのを思い出しました。
そのことを主治医に伝えると、「抗がん剤の副作用で目に異常は起きない。副作用ではないかもしれないので、眼科にかかって調べてもらってください」と言われました。
でも、たろ夫は抗がん剤の副作用だと決めつけ、それでも視界が白いのも許容範囲だと勝手に判断して、ずっと眼科にかかりませんでした。
やっと、9ヶ月後、義父が危篤のため予定していた抗がん剤投与が中止になり、急に空き時間が出来たため、その時間を利用して眼科にかかりました。
結果は「白内障」。手術してもしなくてもどちらでもよいと言われました。
「あはは、抗がん剤のせいじゃなかった~濡れ衣だったな~」と笑っていました。
しかし今、この診断を疑っています。
なぜなら、たろ夫はずっと、視界が白いのを、「抗がん剤の副作用だと信じて疑わなかった」。
つまり、明らかに抗がん剤治療を始めたあとに、目に異常が現れたこと、そして、抗がん剤投与と関係していると感じるタイミングで視界が白くなったりすると言うことです。
悪性腫瘍は血液凝固を亢進します。でも足の血栓症があるので抗血液凝固剤を飲んでいます。このおかげで血液凝固が軽くてすんでいるのかもしれませんので、やはり白内障ではない可能性があります。
そのほかの症状は、最近自分でも「ぼけてきたな」と言うほどに物忘れや、勘違いが多い。
物を落とす。
些細なことで急に激怒する。
車の運転が荒くてとても危険。
75才の知り合い男性で、最初は「白内障」と診断され、手術をしたけれどまだ見えにくい、ということで、脳の検査をしたら、腫瘍が見つかり「余命2週間」と言われました。
(ガンマナイフの施術、その後放射線治療を受け、1年ほど生存されました)
確かに、たろ夫は頭部MRI検査を受けて「異常なし」と言われています。
しかし、すでに前の「トルーソー症候群かもしれない」の記事に書いたように、MRIでは検出できないものでも、MRAでなら検出できるものがあります。
そして、MRAでさえ検出できないものを、DWI(拡散強調画像)というものなら検出できるそうです。
他の撮影法では全く写らなくても、拡散強調画像ではかなりはっきり白く写ります。脳梗塞を疑ったら必ずとる事が勧められています。(主治医の先生、是非ともとってくださいな~~~!)
たろ夫の癌の根治は困難。悪性腫瘍の合併症トルーソー症候群の治療には抗血液凝固薬ペパリンが効果的でワーファリンは適切でないそうです。
たろ夫はすでに足に静脈血栓を持っていて、「リクシアナ」という、抗血液凝固薬を服用しています。納豆や青汁も食してよいという部分が、ワーファリンより優れています。
リクシアナが適切かどうかは検索した範囲ではわかりませんでしたが、ペパリンは静脈注射、ワーファリンは内服、と言う違いを考えたときに、リクシアナも内服なので、適切でないかもしれません。
今後の対処策:ペパリンを用いた抗凝固療法で神経症状の悪化を防ぐ。(って、私は医者じゃないから勝手に決められない・・・)
その2に続きます
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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