
がんばりすぎない、悲しみすぎない。 「がん患者の家族」のための言葉の処方箋
- 作者: 樋野興夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/08/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「がんばりすぎない、悲しみすぎない。『がん患者の家族』のための言葉の処方箋」
という本が、8月25日、ほんの数日前、発売になりました。
ちょうど、ガン患者の家族のための本を探していたので、これは興味がある!と思い、著者の樋野興夫(ひの・おきお)さんとはどんな方か調べましたら、
明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさいという、やはりがん患者のために書いた本を出版しておられて、大変評判が良い本であるということが分かりました。
それで、この本を読んでみましたので、ご紹介させていただきます。
まずは目次から。
第1章 受け入れるー宣告・治療の選択
●夫ががんに。自分の方がショックで寝込んでしまい夫に心配をかけている。
●父がガンなのですが私を心配させまいとはっきりしたことを言ってくれない。
●妻の胸にしこりが。ガンではないと言われたのですが小林麻央さんのこともあり不安です。
●幼い子供たちに父親の病気をどう伝えるべきか悩んでおります。
●無神経な告知をした担当医師に不信感がぬぐえません。信頼できる医師とはどんな医師?
●ガンになった母がある宗教に入会し、多額のお布施も始めました。何とかやめさせたいのですが…。
●夫はがんを患ったことを誰にも言うなと言います。親にも話せないのは疲れます。
●両親がともにがんに。一人娘の私が看病しなければならないが仕事を辞めたくありません。
●息子が初期の胃がん。でも「夫婦で話し合って治療しないと決めた」と言うのです。
●夫婦で話し合いベストと思われる治療を選択。なのに夫の母から「息子が死んだらアナタのせいよ」と言われました。
●「抗がん剤治療を受けたくない」と言う父。子どもとしては受けてほしいが穏やかな余生を過ごしてほしい気も。
●まだ33歳の夫ががんに。抗がん剤治療で子供ができなくなるかもしれないと言われ、動揺しています。
第2章 共にたたかうー治療
●自分の病気に無頓着な夫。再発しないためにももう少し体を気遣ってほしい。
●こんなに看護をがんばっているのに病気じゃない私は誰からも褒めてもらえません。
●夫の看護にかかりっきりで子供へのケアが行き届かない。そのせいか子どもが反抗的に…。
●遠方に住む母親ががん。兄の奥さんが看病してくれているが至らない部分が多くイライラします。
●義母ががんに。仕事も子育てもしているためある程度外部にお願いしたいのですが義母の家族から非難囂々(ごうごう)です。
●妻が病気で家事ができなくなりそれがもとで浮気をしてしまいました。
●妻の分子標的治療薬がかさみ経済的に苦しい。家族が崩壊しそうです。
●母ががんになって初めて一人では何もできない父親が残されたらどうしようと青ざめました。
●「完治です」と言われたのに再発の不安におびえる父。いまだに病人扱いを求めます。
●祖父が、ガンだけでなく認知症も発症しているかもしれません。家族はどう接したらいいのでしょう?
●父の思い出作りにとがんの体を押して海外旅行をする母。娘としてはやめさせたいのですが…。
(長いので残り3項目省略)
第3章 寄り添うー転移・再発・緩和ケア
●ガンになった夫は過去に離婚話をしたことがあるため見捨てられるのでは、と怯えています。
●妻が放射線治療を受けていますがあまりに辛そうで夫である私の方が受け止めきれない。
●夫が再発の事実を隠していました。私にあれこれ言われるのが嫌だったようです…。
●ひとり身の妹のもとに突然現れた孫。末期がんと知っての財産目当てではないかと心配しています。
●ガンになった妹に死後の世界について聞かれたががどう答えてよいかわかりませんでした。
●義母が末期がんで余命半年。病院での緩和ケアか在宅ケアで迷っています。
●手術で弱ってしまった高齢の父。亡くなってから後悔を引きずっています。
特別対談 池上彰 ✖ 樋野興夫 ガンは人生を見つめるチャンス
目次の紹介だけで長くなってしまいましたので、その2に続きます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
↑宣誓!わたしはこの著者の回し者ではありません!