余命1年宣告から1年と11か月が経過しました。
すい臓がんのブログを書いていらっしゃる方の中には、2~5年くらい生存していらっしゃる方も少なくないとお見受けしておりますが、それらの方々は、やはりいろいろと勉強されて、努力しておられるからこそ、平均的な方よりも長生きできているのではないかと思います。
(もちろん、発見が遅れて、手遅れだった方を非難するものではございません。)
完全寛解は望めないたろ夫の場合も、余命1年と言われて1年11か月になり、相当健闘している方だと思っています。
本丸のすい臓ガンが3.5cmと大きく(今はもう少し縮小していますが)、周りの動脈にことごとく浸潤してしまっている割には、炎症も、腹痛も、発熱もない、というのも、すごいことです。
対処策は人それぞれですので、我が家がやっているものだけが正しいとは全く思っていませんが、やはり、紅豆杉(市販のものではありません。飲んだこともありますが、市販のはインスタントコーヒー、本物の樹皮を煎じているものは焙煎して挽いたばかりのドリップコーヒーくらいの違いがあると思います)と、光線治療は、効果があると思っています。
そして、たろ夫流、「自分の好きなように生きる」療法も、効いていると思います。
今まで車になんか興味なかったのに、あの最新の新車を買って運転して、「これを運転していると優越感を感じる」と、たいそう喜んでいます。(すみませんね、ジャイアン的俺様思考で)
効くか効かないかわからない免疫治療にお金をかけるより、(←主治医の言葉です)自分の好きなことをして死にたいというのも、一つの生き方だなあと、わたしも最近は少し受け入れられるようになりました。
でもね…、実はもう一つ、役に立っているんじゃないかと思うことがあるんです。
それは、今からちょうど1年くらい前に、きんたろう家の間で起こった変化と関係があります。
効果を証明できるエビデンスはありませんが、それが何かをお知りになったら、「ああ~、それはきっとあるでしょうね~。」と納得していただけることじゃないかな?と思っております。
これは、自分もやってみようと言ってできる治療法などではありませんので、いつか、たろ夫が亡くなった後に、切なく、ほろ苦い初恋のようなエピソードとして、書きたいと思っています。(あくまでもたとえです、初恋ではないですよ。)
ここまで読んでくださりありがとうございました。
↑それにしても、一体いつまで生存記録は続くのかしら。