この「きんたろうの家」ブログのカテゴリーの中で読み応えのあるものは、断然「副作用で下痢・嘔吐、危うく死にかけた事件」です。不謹慎ですが、面白いです。
その当時、たろ夫が一日20回くらい下痢をしたのですが、本人がかたくなに病院に行こうとせず、どんどんひどくなりました。
ふつう、そんなに下痢したら、病院に行くだろう!少なくとも電話するだろう!と、思われるもしれませんが、でも、本人が行こうとしないものは仕方がなかったんです。病院に電話をしようとしても、「絶対するな!!」と怒るんです。
で、結局もっとひどくなってから入院したんですが、その時の『病院の「常食」と「膵炎食」』という記事もおすすめです。
なぜなら、青魚のDHAやEPAはがんに効くと言われていますが、『プロ』の管理栄養士さんは、青魚より白身魚を食べたほうが良い、と言われました。青魚は油があるからです。
つまりは、一般的ながん患者にとってはお勧めな青魚でも、すい臓がん患者にとっては、油の取り過ぎが命取りになってしまうのでよくない、ということです。ですから、一般論をすべて適用するのは誤りだということが言いたいことの一つ。
よく調べてから発言してほしいもう一つは「紅豆杉」について。まあ、これがメインなんですが。
「中国から輸入した紅豆杉なんか、怪しいから絶対やめた方がいいと医者から言われた」と、なーんか感じ悪いブログ見ちゃった。
わたしはこれをご紹介したとき、しっかり、
「本物の、乾燥した樹皮を、液体が半分になるまで煮詰めています。
入手ルートはどうしているのかを書き始めると、ものすごく長くなってしまうし、インチキ臭いなどと思われてはうれしくありません。
そしてその逆に、これを読んで影響を受けて、結果、偽物をつかませられてしまう危険も大きいので、判断はご自分の責任でお願いいたします。」
と、『紅豆杉の効能 その2』に書いております。
「その1」では、こういう入手方法もありますよ、ということで敢えて読者の方からのお便りをご紹介しました。そのくらい、よく勉強なさり、且つ、自分の足で稼いでいらっしゃる方もいるのだ、と言いたかったこと、お分かりいただけますでしょうか。
また、「その3」では、「 なお、紅豆杉には弱い毒性もあります。実際にたろ夫が毎日50g飲んで副作用が出てしまいましたし、また、日本で市販されている紅豆杉の一日の限度量も30g位になっていることから、30gを限度に考えた方がよいかと思います。」と明記しております。
「標準治療の抗がん剤」と同じく、効果があれば副作用もあるでしょう、ということです。ちなみに、ガン患者に勧められている30グラムの紅豆杉を一か月飲むなら、16万円以上かかります。市販のものは、です。
批判するのなら、「紅豆杉の効能 1,2,3」をまず読んで、さらに、ご自分でせめてインターネットで調べてみてからにしてくださいね。
わたしのブログの記事も結構な数になって、古い記事は見つけにくくなってしまっていることも事実ですが、わざわざ『紅豆杉』というカテゴリーを作らなかったのは、そこに注目されて、問い合わせが増えたら大変だ(商売するつもりはない)と思ったからです。
医者に聞いてみるのも良いですが、まずはそれがどういうものか、自分で調べてからにしないと、医者だって、知らないことはたくさんありますよ。
例えば、「先生、NK細胞療法はどうでしょう?」と質問したところで、ほとんどすべての先生は賛成しないでしょう。自分で、信頼できる所を探すしかないと思います。
(かくいうわたしとたろ夫も、すい臓がんの治療が始まったばかりのころ、そういう質問を主治医にして、玉砕しましたが・・・。)
たろ夫には、せめてあと1年は長生きしてもらって、『論より証拠』を示してもらいたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
↑がんばれ、たろ夫!見返してやれ!