今日は第21回目(もしくは22回目。もうよくわからない)のFOLFIRINOX(FOLFIRI)を投与しました。
血液検査、5種類、赤血球、白血球、血小板、ヘモグロビン、ヘマトクリット、全部LOWでしたが、全体的には基準値を少し下回る程度でしたので、主治医の先生は、
「治療には、問題ないですね。」と、意に介しておられませんでした。
病院に行く前は、「白血球が少なかったら4週間後にしてもらおう」と話していたのに、先生を前にすると、とっても元気なふりをします。
『金持ちは、免疫治療なんかにお金をかけて、死亡率が標準治療を受けた人の2・5倍あるそうですよ!
先生の(免疫治療を受けるより旅行に行ったりおいしい食べ物を食べたほうがよいというアドバイスの)おかげで、この前もどこどこの庭園に行って、それはきれいでしたよ!
先生の助言に従ってよかったです!
これからもよろしくお願いします!どんどん打ってください!』
と言うような会話をして、先生も、あえて4週間後にしましょうということもない状況を、本人自ら作ってしまいました。
白血球は2800、うーん、こうやって、少しずつ悪くなっていくのでしょうね。それでも延命できているのは喜ぶべきところなのでしょう。
わたしは、たろ夫が、多くのすい臓がんの方のように、発熱や腹水や痛みやむくみがないことが正直に言って不思議で、この先どうなるんだろう、やっぱりそういう症状が出てくるのだろうか、それともただただ衰弱して行ってしまうのだろうか、と、首をかしげているところです。
骨髄抑制が顕著になれば、抗がん剤投与はドクターストップがかかるようですが、そうすると、急に腫瘍が増大し始めるのでしょうか?でも、そうではない方もいらっしゃいますよね。
もうすぐ、すい臓がんになって丸2年になります。
神様に生かさせてもらった命をどのように大切に用いたらいいのかしらと感激している私の考えをよそに、たろ夫は自分の欲望に忠実に生きております。
そうやって、死への恐怖を払しょくしているのだ、とも思います。
腫瘍マーカーCEAは
6月12日5・8、
7月18日6・7、(この時のCT検査で肺転移増大、新出病変あり)
8月28日6・8、
9月19日6・5、
10月10日7・1です。
多くの方の数値に比べれば、とても少ない方だとは思いますが、数値の大きさというよりも、たろ夫の場合は増減に注目したほうがよさそうです。
もしかしたら、最後まで爆発的に増えることはないかもしれません。(先生も、それは人それぞれで、そういう方もいますとおっしゃっていました)
今月末にCT検査がありますが、縮小はあまり期待できないかもしれません。
まあ、心配しても、しなくても、結果に影響はありませんから、あまり心配しないようにしましょう…と言っても気になってしまいますけどねえ。
腫瘍が、増大していても、驚かないように、心を整えたいと思います。
今できることを精いっぱいやって、支えていくしか、他に思いつきません。
「先生、最近腹が出てきましたね」などと、唐突にものすごくどうでもいい世間話をすることが、人とのコミュニケーションにおいて重要だと信じてやまないたろ夫。
う~ん、それは相手によるでしょう。お医者さんとのコミュニケーションにそんな軽口は必要ないと、時に『合理化マン』と言われてしまうわたしは思うのですが。
どちらが正しいのでしょうか・・・
ここまで読んでくださりありがとうございました。
↑長生きしてね、たろ夫ちゃん