明け方、起きてきておもむろにわたしに珍しく相談してきました。
「お前も知っているように、俺は思い込みが激しい。先生はこの次のCT検査で肺(転移)が大きくなっていたらエルプラットを戻すとは言わなかったかもしれない。」
はあ??
「今度の抗がん剤から、もう始めるかもしれん。」
ぎょっ!!
どうも、夜中じゅう悩んで考えていたみたいで、いつもの元気がありません。
本人の頭が、(おそらく抗がん剤の副作用で)記憶力も悪くなっているのは確かなので、どちらが正しいのかは定かではありませんが、2回連続、7か月かけて肺転移が増大したことを考えると、多分、次回の抗がん剤からエルプラットを戻す方が可能性が高いと思います。
そういうことで、わたしは急にあたふたし始めました。
「エルプラットをやっていた時の事、覚えているよね?先生も、エルプラットは、腰から下全部がしびれるんです、って言っていたでしょう?たろ夫ちゃん、それでいいの?
腰から下の感覚がなくなるってことは、車いすになるということよ。」
「いや…、俺もそれは考えられない。また足があんなにしびれたら車の運転も出来なくなる。車の運転が出来ないのは困る。(せっかく新車買ったのに!)」
そして、わたしが以前考えついた、オリゴメタ説に基づく、ど素人治療戦略を、先生に相談したみたいなんですが、ここでもたろ夫は、間違って説明してしまったようです。
わたしはたろ夫に、肺転移、リンパ節転移、そして原発巣すい臓ガン、とやっつけていく、という戦略は確かに話しましたが、肺転移はオプジーボか放射線で、リンパ節転移はしらみつぶしに切除、そして最後は動注塞栓をして重粒子線か、という話だったのに、「肺転移がんを一個一個手術で切除できないか。」と質問したそうです。
そしたら、「切除しても、必ず取り残しがあるから意味がない」と言われたそうです。
えええ~もう、違うよ~~、と言ったら、
「とにかくまだ20日あるから、一緒に家族で考えよう。そして、やっぱり俺一人で病院に行ったら、聞き間違えがあるかもしれないから、一緒に行ってくれ。」
一緒に病院に行くのはいいですけど、こんな時だけ「家族で考えよう」なんて、散々一人で散財しておきながら良ーくー言ーうーよー…。
今更ながら、P-THPを拒否したのはあなたじゃないか!もう知るか!策などあるか!
と言いたいですが、20日間、冷静になって考えたいと思います。
何かアドバイスがありましたら是非お知らせください...。
ハイパーサーミアは、全身のほかに局所のものもあることは存じております。今は光線治療を行っているので、『温熱療法』としてはそれに近い存在であり、どちらにも長所短所があると思っています。
ああ、すい臓ガン、怖いですね・・・ヒュルルルル・・・
ここまで読んでくださりありがとうございました。
↑他の方の経験もとても参考になりますよ。