小柳ルミ子のサッカー通がだてではないということは知っていますが、サッカーの話ではありません。もう、1か月半くらい前から、ハイパーサーミアとトモセラピーの設備のある病院に転院することを検討しています。
いつものように、血液検査をして待つこと一時間ちょっと、診察室に呼ばれました。
入室して、開口一番、
たろ夫「先生、行ってきました!」
先生「(また旅行に行ったと勘違いされている)どこにですか?よかったですか?」
たろ夫「旅行じゃありませんよ、トモセラピーの病院ですよ。」
先生「は、ああそうですか。何しに行ったんですか?」(紹介状も持たないで、という意味でしょう。そりゃそうですね)
たろ夫「先生が、話を聞きに行ったら、とおっしゃったじゃないですか~。(先生の機嫌を損ねまいと必死)先生が、ちょっと(タイミングが)早いとおっしゃったでしょう。だから、いい時期に、とわたしも思ってですね…」
先生「早いとか遅いとか言ってませんよ。(確かに。たろ夫の勝手な思い込み)たろ夫さんが行きたいと思う時が一番いい時期です。わたしは、わたしにできる範囲で、一番良いと思う治療をやっています。でも、たろ夫さんが、この病院にない治療をしてみたいと思うなら、紹介状は今でも書きますから。
ただし、そちらに行って、治療できるかどうかわかりませんよ。あそこでやっているのは、確立された治療ではないんです。やはり、確立されているのは抗がん剤などの治療なんですね。」
たろ夫「でも、保険が効くということは、国がエビデンスがあるから承認しているということじゃないんですか。先生は免疫はだめだと、エビデンスがないからとおっしゃいましたよね。」(←とうとうエビデンスという単語をマスターしたたろ夫!進歩した)
先生「エビデンスも、質がいいものと悪いものがありますから。してもしなくてもね~、みたいなものもあるんですよ。とにかく、わたしにできることはします。どうするかは、たろ夫さんが決めることです。」
たろ夫「えー、自分で決めるんですか?今度は1月にCTするんでしょ?それを見てからと思っていましたから…。ガンが大きくならなければ、先生のもとで治療したいと思って…。」
先生「今の抗がん剤の効きが悪くなったのは確かです。たろ夫さんのガンがよくなる、ということはないんです。運命は、変えられません。」
たろ夫「でも、ガンが大きくなったら痛いんでしょ?」
先生「いいえ、ガンそのものの痛みはコントロールできますから大丈夫です。ガンが大きくなったからと言って、生活できなくなるわけではありません。呼吸ができれば、そんなに苦しくありません。」(←ちょっと他人事だな)
わたし「(まずい、話が逸れてきた!)体力のあるうちに、早くしてもらった方がいいんじゃない?」
たろ夫「(もう、冷静さを欠いている)先生、今度正月明けは、4日、5日は抗がん剤出来ますか?そうですか、じゃあ、次はその時にしてください。」
というわけで、またしても転院ならず!
先生は紹介状を書きますよとおっしゃっているのに、たろ夫本人が決定できませんでした。あ~あ、こうしているうちにもガンは悪化していくのに…。
オメ、アホだべ?
しかし、今回の診察の直前に、看護師さんとの問診がありましたが、その看護師さんも、ハイパーサーミアに対して、「私は20年前から知っているけど、そんなのやめたほうがいい。」というような意見を、善意からですが、しつこくおっしゃっていて、本当に賛否両論あるんだな、患者としては悩むなあ、と思いました。
続きます Q.これはなんでしょう?
ここまで読んでくださりありがとうございました。
他の方の経験もとても参考になりますよ。
↓ぜひ行ってみてください。