1月5日には抗がん剤投与が待っている今現在、わたしには箱根駅伝を観戦するお正月気分など全く残っておらず、とにかく悔いのないように、事前にたろ夫に早期の転院の必要性を説明しておくことで頭がいっぱいです。
下記の内容をわざわざ印刷して、たろ夫に見せました。
『新薬』S-1は、今やっている 5-FUと有効成分が同じ。そして、確かにS-1の方が、効き目が良い。その代り、イリノテカンの抗がん剤は今後投与しなくなる。だから、S-1にしたからと言って、原発すい臓がんが小さくなるとは考えにくい。良くて、現状維持。
S-1のメリットは、錠剤であるので、自分で飲む量を調節できること。副作用が強いと感じれば、飲むのを遅らせればよい。
S-1のデメリットは、今までの抗がん剤をすべて経験しているので、肺転移を抑えることが期待できないこと。5-FUで効かなくなったのならS-1でも効かない。もう肺には耐性がついている。
また、効きをよくするために、肝臓に負担がかかるものが入っている。今現在でもCRPの値がよくないのに、ますます悪くなると、肝臓をはじめ周りの胆のうなどにも影響が出ることが考えられる。
一方、転院したときの最大のメリットは、トモセラピーによって、肺転移を叩けるということ。今後の懸念材料は、先生も前回言っていたように、『呼吸ができるか』。
肺転移が大きくなったり、胸水がたまったりするなら、今以上に呼吸が苦しくなることが考えられる。おじいちゃんみたいに、苦しむ。トモセラピーでそれを遅らせることが期待できる。
そして、今やっている5-FUを、ハイパーサーミアをしながら投与できるので、これも、ちょうどS-1と同じように、5-FUの効き目をよくすることができる。そしてこちらは、副作用が基本的にない。
もう一つの安心材料は、緩和ケアまでしてくれるということ。今後、いつか状態が悪くなって、もう打つ手なし、となった時、入院中に、急に出て行ってくれ、と言われる心配をしなくてよい。
(今の病院ではそうなる可能性が大。)
デメリットは、今の病院より遠い。そして、当面、毎日通わなくてはいけないのでしんどい。
敢えて細かな説明は書かず、分かりやすく、公平な姿勢で、書きました。
私自身は、早くから、絶対転院したほうがよいと思っていましたが、それでも本人の意思を尊重したいと思いました。本人の人生なので。
読んだたろ夫の反応は、
「ありがとう。これでA先生も、月末のCT検査で肺(転移)が大きくなってたら転院を納得してくれるだろう。」
この期に及んで、まだ主治医に義理立てするんかい!!そして、今度の抗がん剤の時に、CT検査を早めてもらうって言ってたのは忘れたんかい!!
もうね…、10月末のCT検査(肺転移7か月連続増大)から、2か月以上たっているんですよ…。さらにあと1か月以上後に転院になってもですね…、メリットはどんどん減っていくと思うんですね。
いよいよ危なくなってから転院したって、意味がない。もうそうなったら、何やったって一緒だと思うもの。むしろ、苦しみは短い方がいい。
…最近は書く内容が面白くなくてすみませんねえ。
がんばるわたしの魂の叫びでございます。
闘病中の皆様、介護をなさっている皆様、状況は違えど、悔いのない人生を、一日一日送りましょう。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
他の方の経験もとても参考になりますよ。
↓ぜひ行ってみてください。