まだ転院するための紹介状を受け取っていない今、本当に第4治療に入れるのかなあとぼんやり考えています。
第1治療のアブ+ジェムは、9か月弱で耐性がついて、第2治療のFOLFIRINOXに代わりました。
第2治療と第3治療(FOLFIRI)は、主治医にとっては同じであったようで、予約の紙には最後まで「化学療法:FOLFIRINOX」と書かれていました。17か月半と言う期間、合計25回の投与でした。なかなかすごいです。
アブ+ジェムは、たろ夫の体質に合わなかったのか、副作用がたいへんひどく、効果のあった期間も短かったですが、FOLFIRINOXは、アブ+ジェムの2倍の期間、投与が続きました。
FOLFIRINOXの間、5回のCT検査を行い、最初の2回は縮小、3,4,5回目は肺転移が増大、3回目には新出病変もあり、でした。今回に至っては、一つ一つがとても大きくなっていました。
少しずつ、肺転移がんが増えて、大きくなっていきました。大きくなる速度は膵癌にしては緩やかでしたので、主治医は毎回、「たいしたことありません。」とおっしゃり、今回も、おそらくFOLFIRIを続行させたい意向であったと思います。
(最終兵器は何だったのでしょうね・・・)
これは、もう、患者本人が決定するときであったと、客観的に今考えても、わたしは後悔はありません。
このまま今の投与を患者本人が希望するなら、それもよかったでしょう。次の手はないのだから。(タルセバは数に入れません。ありえない。)
でも、「このくらいなら呼吸も苦しくありません。」とおっしゃる先生の言葉よりも、誰よりも患者本人が、少し歩くと息切れがする、という自覚症状があり、改善させたいと願ったのです。
(「いえ、先生、息苦しいです」とはたろ夫は言いませんでした。気持ちよく“さよなら”したかったので。)
トモセラピーやハイパーサーミアの説明を実際に病院に出向いて聞いてきて、そのうえでそちらを選択したいと言っている患者と、そんなものは気休めだと強く主張する主治医。
たまたま、わたしがそういう病院を見つけたので、今回の運びになりましたが、きっと多くの患者さんは、お医者さんの言われるがままなんだろうなあと思います。
その前に、2年3か月経ってもこんなに元気に生きている膵癌患者は少ないから、「次の抗がん剤がない」という状況が発生する前に、体調不良による投与中止になる方の方が多いのでしょうね。
本音を言うと、前回のCT検査(10月末)の後、転院できていれば、とてもうれしかったのですが、今回、一番大きいものがボワ~ッと5センチくらいでしょうか、大きくなっていたのを見て、とても怖くなって、これから転院してももう、たいして延命にはならないんじゃないかと思えてきました。
後は、なるべくQOLをよい状態に維持できればいいな、と思います。
「介護うつ」にならないよう、気をつけよう…
ここまで読んでくださりありがとうございました。
他の方の経験もとても参考になりますよ。
↓ぜひ行ってみてください。