2月の月末で、すい臓がん判明から2年4か月になります。1月初めの抗がん剤投与を最後に、標準治療(抗がん剤)を終了して約2か月経ちました。
本当は、3月1日に、切りよくブログを再スタートして、「もし3年経ったときに健在だったら、所在地をカミングアウトします!」とか、「たろ夫にこのブログの存在を告白します!」とか、「たろ夫と一緒にすい臓がんカフェに参加したいから、その時は皆さん何かいい口説き文句を考えてください!」などと書きたいなあと楽しく空想にふけっていたのですが、現実を直視すると、3年を元気に迎えるのは難しいかなあ?と感じています。
現在、たろ夫は表面的には元気です。
ツムラ107番の牛車腎気丸が、丸ワク先生のおっしゃる通り、1週間10日で効き目が出てきまして、足の指の感覚が戻ってきた!ととても喜んでいます。運転の仕方(特にブレーキの踏み方)が滑らかになってきました。これは、本当に喜ばしいことです。
しかし、残念ながら、肺転移のがんは進行しているようで、丸ワク先生のところで血液検査してもらった時に、CEAとCA19₋9も検査してくださっていまして、
CEA
6月12日 5.8
7月18日 6.7
8月28日 6.8
9月19日 6.5
10月10日 7.1
11月20日 7.7
12月11日 8.1
1月 5日 9.1
1月19日 10.0
2月10日 13.0でした。う~ん、過去、最高です。
CA19₋9は“2.0未満”、という数値でした。今までの大学病院とは検査機関が違っているから、表示方法も違いますが、いずれにしてもたろ夫はCA19₋9に反応しないようです。
本人の自己申告の症状としては、
「1年前は1500メートル走れていたのに、今は100メートル小走りするのがやっとだ。」とのこと。
わたしから見ると、1年前すら走れていたとはいえず、運動公園をゆっくり歩いていただけですし、今も本人は横断歩道を渡るときなど、小走りしているつもりのようですが、わたしからすると何も早くはないです。そして100メートルじゃなくて10メートルでしょ、と言いたくなる距離です。
それでも、肺がハーハーきつい、と言います。
前回、一番大きな変化は、抗がん剤をやめたのでその副作用がなくなったから、のびのび元気にしていること、と書きました。
今現在、また変化があり、今までは「抗がん剤なんかに負けてたまるか!」という根性を発揮していたのが、その不屈の精神を発揮できる逆境がなくなって、気が抜けてしまったような感じです。
血液検査の数値は忖度なしに右肩上がりなものですから、そして、肺が息苦しいのも本人が一番分かっていますから、最近は、
「自分のことは自分が一番分かる。」
と言って、こちらが、「まずは3年目標だね。それから4年。5年。」
などと言っても、ポジティブなはずのたろ夫は黙っていて、とても切ないです。
と言うわけで、残念ながら「抗がん剤やめても元気ですよ!イエ~イ!」とはいきませんが、絶対、ブログ、最後まで書く!これだけは誓います。
わたしはわたしにできることを、がんばります。
(たろ夫の介護を、ですよ!)
ここまで読んでくださりありがとうございました。
他の方の経験もとても参考になりますよ。
↓ぜひ行ってみてください。