本当はメンタル強化の本の感想文はもう面倒だから書くのやめようと思ったんですが、なんだか恐ろしく人をやる気にさせる、優しいコメントをいただいてしまったので、ちょっとだけ書くことにしました。
メンタリストDaiGoさん。ものすごい読書家ですよね、この方。
文章の書き方がとても丁寧で、決して上から目線でもなく、押しつけがましくもなく、内容も充実しており、読みやすかったです。
一言でこの本を要約してしまうと、内向的な人は、その長所を生かしていけば、自分の強みにすることができますよ、というもの。
様々な心理学者の、大変興味深い実験結果を引き合いに出し、スローリーディング(ゆっくり毎日3,40分、本を読む)や、日記やブログを書くことなどを勧めていました。実験結果、本当に興味深いけど具体的に書くのは省略します。
また、この著者も「内向的」な部類に入る方らしく、その性格診断方法も書かれていましたので、20項目のうち10項目だけご紹介します。(無断転載にならない程度に…)
イエスが多いほど内向的、イエスとノーが半分ずつだと、内向的、外向的の中間だそうで、著者はイエスが13個あったので少し内向的だと書かれていました。
□集団より1対1の会話が好きだ
□他人の財産や名声に興味がない
□聞き上手と言われる
□大きなリスクは避ける
□だれにも邪魔されずに、自分一人で没頭できる仕事が好きだ
□誕生日は家族や親友など、ごく少数の人たちと過ごしたい
□「落ち着いているね」とよく言われる
□完成するまで、作品や作ったものは見せたくない
□考えてものを話す
□出られるときでも電話に出ないことがある
(ちなみにたろ夫にやってもらったら、7個でした。外向的です。わたしがたろ夫を客観的に診断した場合は2個しかイエスがない、超外向的な人間になりましたけど。
財産や名声など、しっかり興味があったと思いますが、本人は否定しています。)
この本では、「ポジティブ」「ネガティブ」と言う分類ではなく、「内向的」「外向的」と言う分類がされています。
一言だけ付け加えさせていただくと、日本人のイメージする「内向的」には、引っ込み思案とか、内気、というマイナスのイメージがありますが、中国語の「内向」と言う言葉には、ただ内省的であるとか落ち着いているという意味合いが強く、消極的な意味合いがありません。
この本の著者も、「内向的」をそのように解釈するように読者を「ポジティブ」にさせた上での、様々な提案がありました。
「がん患者」「介護者」として、何か役立つ部分があったかと言えば、自然豊かなところを歩くことや、瞑想(深呼吸3時間など)がメンタル強化として勧められていたところでしょうか。孤独な時間を大切にする、と言うくくりがありました。
たろ夫はショッピングウォーキング(わたしが創った造語)を好みますが、自然の中がいいらしい。まあ、そうでしょうね。
そうそう、自然災害に見舞われたときに、被災者たちに強い絆や連帯感が生まれるのと同じく、がん患者同士の交流はとても良いという結論にも至りました。
わたし自身はインターネット上ではほとんど交流は行っておりませんが、確かに、大切であり、良いことだと思います。
それから、楽観的なのと楽天的なのは違う、と言うのも興味深かったです。たろ夫は後者。失敗から学ばない人。・・・。
早くも1400文字になりました。もう終わりたいと思います。(さっさと切り上げるのも強いメンタルがいります。笑)
わたし自身は、本来内向的でしたが、後天的に外向的になった部類の人間であると自覚しており、「メンタルの話2」は、その例を挙げたものでした。
小さいことを気にするけれど、様々な経験を通して、自己主張はしっかりするようになった、と言う感じですかね。
たろ夫のように先天性の超外向的な人を除けば、多くの方が参考になると思える、いい本だと思います。
ただ、生き死にの問題に直面しているすい臓がん患者に向けてではないので、そういった意味でも、「必死な」たろ夫には不向きだな、と思いました。
生きる希望をもって生きられるのは、本当に幸せなことであり、さわやかなことなんだなあとつくづく感じます。
結局1800文字、真面目に書いちゃった。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
他の方の経験もとても参考になりますよ。
↓ぜひ行ってみてください。