きんたろうの家 すい臓がんのブログ

すい臓がん、今、2年9か月目のところ。

ラストステージ2ヶ月目 ①なにがあっても孫はかわいがる 

5月1日(火)、抗がん剤6日目、たろ夫はベッドにぐったりと横たわっていました。声をかけても、「生きてるよ。」と、こちらを向こうともせず(できず)、力のない返事だけでした。

 

5月3日(木)~5日(土)まで、次男家族が来るのです。その計画を話し合うために、あとからふらふらと起きてきました。

 

でっかい月間スケジュール表をみますと(一畳分くらいある。明らかに家庭用ではない)、木曜日は夕食バイキング、金曜日は動物園とバーベキュー、土曜日はフラワーパーク、と毎日スケジュールびっしりです。

 

たろ娘「これではお父さんも疲れるだろうし、こんなん、毎日毎日みんなも疲れるよ。一日は、家で子供たちとわたしがクッキーでも作るよ。ご飯も作って(持ってきて)きていいよ。」

 

母きんたろう「バーベキューはこの前もやったやん。何回もせんでいいよ。」

 

しかし、スケジュール人間のたろ夫は、頑として譲らず。

 

顔色は焦げ茶色く、ぐったり、どんよりしていますが、あと2日で副作用から回復できるのでしょうか。

 

5月3日(木)次男家族、たろ夫、きんたろう、長男、たろ娘夫婦で夕食バイキングに。

 

小太りのたろ夫はうどんやらパスタやら焼きそばやら、なぜか炭水化物ばかり食べています。「太るよ!」とたろ娘が言うと、「太ってもいい!」

 

「お父さん、いびきかきようやろ。いびきもね、太っとぅけかくんよ。ちょっと痩せんと、無呼吸症がひどくなるよ。」

 

「はいはい分かった、おいしく食べよぅのに。(飯がまずくなること言うな。)10日くらい寿命が縮んでもいいんよ。」

 

5月4日(金)次男家族、たろ夫、たろ娘で動物園に行く

 

長男は行きたくないから行かない。きんたろうは疲れるから行かない。たろ娘はこども達の(たろ夫の?)お世話係。

 

9時からの開園に合わせて8時半に出発。9時過ぎに入園し、11時半まで、約2時間、ゆっくり歩きながら、休みながら動物を見て回りました。

 

たろ夫の歩き方は、以前の足の感覚がなかった時代に戻りつつあり、つま先とかかととが同時に着地するような感じでした。本人も、痺れが以前のような状態に戻ってきた、と言っていました。

 

ベンチに座ったりしながらも、2時間何とか頑張ったたろ夫。

 

レストランで食事をして、次男の車に戻って、さぁ家に帰ろうか、と、たろ夫は助手席に座りました。

 

わたし、たろ娘は一番奥の3列目シートに。こっちゃんとこっちゃんママはまだトイレに行っていたので、2列目には誰も座っておらず、最前列のたろ夫に「ポップコーンいる?」と聞いたら、「うん」と言ったので、たろ夫に未開封のポップコーンの袋を後ろから投げました。15センチ×20センチくらいの袋です。

 

手に当たって落ちたので、当然その傍に落ちたポップコーンを拾うと思ったら、ずっと前を向いて手を出したまま。「ポップコーンは?」と催促してきました。

 

手のしびれも強いため、袋が手に当たったことに気づかなかったのです。そして、たろ夫のすぐそばに袋が落ちているのに、それに全く気付いていない。視界も狭く、耳も悪くなっています。手に当たって落ちた音にも気づかなかったみたい。びっくりしました。衝撃的。

 

そして、帰り道を次男に案内するときも、道を熟知しているはずなのに、かなり遠回りして帰りました。

(と言っても4,5分ですが。でも、何度も曲がることができる道があったのに、ぼ~ッとしていました。)

 

疲れて集中力とか体力が限界にきているのでしょうか。それにしても手の痺れでこれ…じゃあ、足のしびれはもっとひどいはず。運転させていいのだろうか…。本当に危ない。

 

しかし、本人の生きがいであり慰めでもあるプリウスPHVを取り上げるわけにもいかず、病状が一気に悪化すれば、運転も必然的に出来なくなるだろうと、様子を見ることにしました。

 

 

 恐いですね~。

 

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