きんたろうの家 すい臓がんのブログ

すい臓がん、今、2年9か月目のところ。

ラストステージ2か月目 ③ 『やさしい嘘』なんてつけない

たろ夫が膵癌セミナーで聞いてきた、「新薬」は、どうも全く期待ができません。しかし、本人に希望を持たせるため、敢えて消極的なことは言わないでおきましょう、と母きんたろうとたろ娘は打ち合わせをしました。

 

5月14日(月)が抗がん剤の投与の日ですので、恐らくその時にたろ夫はこの話題を主治医に持ち出すでしょう。主治医の話を聞いてみましょう。

 

それから、たろ夫の車の運転が心配なので、たろ娘がくぎを刺しておきました。

 

「お父さん、あの時ポップコーンが手に触っても全然気がついていなかった。足はもっと痺れてるはず。そんな状態で運転してたらね、自分が一人ぶつけるのはまだいいけど、人を殺めてしまったら大変なことだからね。そうなってしまったら遅いからね。

 

お父さんが自分の状態を一番よくわかってるだろうから、今、車の運転をやめろとは言わないけど、そこは、絶対注意してね。自賠責、対人無制限で入ってるよね?入っとったらいいってもんじゃないよ。人殺して死んだとか、最悪やけね。」

 

きんたろう家の中で一番たろ夫に意見できるのはたろ娘なので、たろ夫はきんたろうの話には耳を傾けませんが、わたしの話は少しは聞いてくれます。今までのブログの中でも、毒を吐いている部分や、医療の説得に当たっている部分はたろ娘のセリフでした。

 

たろ夫は『子供たち3人の中で一番俺に似ているのはたろ娘。』と言います。わたしはありがた迷惑の感もあるのですが、長男も次男も口は悪くないので、一番気が強く、個性も強いのはたろ娘かもしれません。むむむ。

 

5月8日(火)たろ夫が、「名刺を作ってくれ」と電話してきました。

 

この前膵癌セミナーに行ったとき、皆さんが名刺交換していた、と言って、自分も作りたくなったようです。現役時代は、名刺は100枚800円だったのに、今、普通に印刷屋さんに頼むと、100枚4500円も取られるのだとか。

 

うちには名刺が作れるプリンターはないので、断りました。たろ夫、変な名刺を作らなければいいけどな…。(前科アリ。現役時代の名刺の裏には、お仕事と関係なく、どうでもよい肩書をずらずら列挙している自己顕示欲の塊でした。)

 

今後は膵臓がん患者との交流が増えるかもしれません。

 

まいったな、このブログがばれそう。恐ろしや、恐ろしや。

 

たろ夫に希望を持たせるため、セミナーで本人が聞いてきた「新薬」はあまり役に立たなそうだ、というのは言わないでおきましょう、と母と申し合わせていたはずなのですが…。

 

たろ夫が、意気揚々と、「今度A先生に聞いてみよう!こういう新薬が出るって知っていますかって。」と言うので、「なんか強気やねえ。」と言うと、「そりゃそうよ。ちゃんと知識があるかどうかは大切だろう。知っておくべきなんだから。それは確かめておかないと。」と。

 

今までの、ごますり態度が豹変している様子にかなりの違和感を感じつつ、もしこの調子で先生に質問して、ガクッと希望を打ち砕かれてもかわいそうなので、たろ娘がさらっと、「中外製薬はね、こんなインチキ臭いところでね~、タルセバと同じでね~ゼローダも…。」と話しておきました。

 

『あまり期待しない方がいいよ』ってことを言ったつもりだったのですが、本人はものすごくがっかりしたようで、後から母きんたろうより恨みがましい電話が。

 

「話したやろ。お父さん、がっくりきとぅよ~。」

 

しまった、『希望を持たせるため、言わないでおこう。』と申し合わせてたことを忘れていました。

 

だ、だって、初めてセミナーに参加して聞いてきたと思ったら、急に強気になるジャイアンたろ夫のこの性格に、まあ、正直、無意識にイラッとしちゃったので…。ごめんごめん。

 

それはさておき、抗がん剤直前の5月12日は、精力的に畑仕事を行い、元気に過ごしていました。糖質プチ制限ダイエットの効果か、少し痩せていました。

 

元々太り気味でしたから、今がちょうど、標準という感じです。

 

5月14日(月)抗がん剤FOLFIRINOX(FOLFOX)2回目

 

今回は腫瘍マーカー検査はありませんでした。白血球は4200。3か月、抗がん剤をやめていた頃は7000以上ありましたが、やはり減ってきました。

 

今日は父に直接会いませんでしたが、電話で話して、

「前回の1回目はね、(抗がん剤が)久しぶりやったのもあって全然大したことなかったんやけど、今回はきつい。」

と、ろれつの回っていないしゃべり方で、本音を話してくれました。

 

痺れもまたひどくなってきているそうで、本当に大丈夫なのか、心配です。

 

「3日くらいしんどいのは仕方ないかもしれんけど、1週間以上続くようやったら、薬を減らしてもらった方がいいね。」と、ちょっとまた、上から目線のアドバイスをしてしまいました。

 

 

 

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