7月19日(木)入院初日です。父と母とたろ娘で行きました。4人部屋の入り口に、『神 たろ夫』と書かれており、『神』とは何じゃらほい?と思いましたが、「神経内科」のことでした。新興宗教の教祖には、なっておりませんでした。ほっ。
と、その前に、恐ろしいお知らせが。昨日のCT検査結果で、とうとう、
「右肺胸水あり」と言う記述があったそうです。
父も母もそれ(CTの所見)を見た!と言うのですが、主治医のA先生に確認しても、「ア?腹水ですね~?」と、気にも留めておられず、両親とも拍子抜けしていました。コピーはもらい忘れてきました。脳こうそくの入院のほうに気を取られてしまって。
主治医もきっと、目が見えなくなったのは、抗がん剤の副作用だと予想しておられたんだと思います。
しかし思いがけず、結構大きな脳梗塞が見つかったので、神経内科に丸投げ、と言う感じなんでしょう。
父たろ夫が、「もうA先生、見捨てとぅ感じやね。」と、恨めしそうな顔をしてわたしに言うので、「縦割り社会やけねぇ」とは言いましたが、(重篤な症状を隠して抗がん剤を打ち続けようとするあなたにあきれてしまうのも無理はないよ…)とも思いました。
ジャイアン、最後まで、オレ様を貫くのでしょうか。
担当看護師さんが来られて、いろいろな問診をされ、実際にたろ夫に歩かせて足の状態をチェックし、「足がよくなってこれでしたら、(まだ相当びっこを引いている)車いすに乗られた方がいいですね。立ち上がるときよろけたりするかもしれませんし。トイレに行くときも、看護師が付き添いますからブザーを鳴らしてください。」と。ベテランの、感じの良い看護師さんでした。
検査計画などを知りたい、とわたしが言うと、少ししてプリントアウトしてきてくださり、今日は、心電図、心エコー、頸部エコー、下肢エコー、レントゲンをする、とおっしゃいました。血液も、5本、取っていかれました。
胸水が出たら、胸膜癒着術と言う方法があることをずいぶん前に勉強したな~と、思い出しましたが、今は、トルーソー症候群かそうではないか、いつ結果が分かるのか、ということが気がかりです。
原発すい臓がんと肺転移の増大に加えて、胸水が現れ、脳梗塞多発も現れている現状。抗がん剤も標準治療は終わっています。
もう、打つ手なしなのでしょうか。どこから手を付けていいものか。
昨日、腫瘍内科の主治医と、脳神経内科の主治医の間で、緩和についても話し合う、と言っていたそうです。いずれにしても、厳しいです。
病院の昼食をたろ夫が食べ終わるころに母とわたしは病院を出ました。
病院の帰りに、母きんたろうと久しぶりに2人でレストランで遅い昼食を食べ、今後のことについて少しゆっくり話をしました。
運転が苦手なきんたろうに、「わたし(たろ娘)が運転するから大丈夫よ。こんな時は。」と言うと、とても喜んでいました。きんたろう、いらぬ意地をはるんですよね〜。
医師の説明を父母だけが聞いて、後でわたしが伝聞で聞いても、どうもよくわからないので、わたしも直接聞きたいので、ちょうどいいです。
時間の都合をつけるのに、仕事や他の予定をキャンセルせざるを得なさそうですが、なんとか、やれると思います。
「退院したらまた運転する、最後くらい人に迷惑をかけてもいい」とまだ言う、恐ろしく自己中心的なたろ夫ですが、ここからまた長生きするのかなあ~~。
怖いわ~~。
↑よろしければクリックをお願いします。他の方の闘病ブログをご覧になれます。