きんたろうの家 すい臓がんのブログ

すい臓がん、2年11か月目。ラストスパートに入った。

ラストステージ4か月目(12)猛暑の中、一人で温泉へ

7月30日月曜日。猛暑が続いています。昨日は、ちょっとだけ台風がかすっていきましたが、現在涼しくはなっていません。残念。

 

 

たろ夫が入院していた期間、病室の室温は快適に保たれていましたが、外は極暑でした。シャバに出たとたん、「猛暑」の具合が半端ないことを知り、さすがに驚いていました。

 

38度です。わたしは冷え性で冬は弱いですが、夏の暑さにはめっぽう強い自信がありました。暑くても平然としていられる自信が。が、そんなわたしでさえ今年は汗がだらだらです。

 

たろ夫は、退院してからは、すぐ近くの丸山ワクチン注射以外は外出はしていません。「気力が段々と失われている」と、本人は言っていました。

 

しかし今日は、一人で片道20分(車ですよ)の温泉に行ってきました。(わたしの運転なら片道25分です。たろ夫ぶっ飛ばします。)

 

(運転しちゃったの!?)と言う気持ちを抑えて、

 

「言ってくれれば一緒に行ったのに」、と言いましたが、わたしが様子を見に行ったのは4時すぎでしたので、もう、時すでに遅しで、とりあえず無事に帰ってきて、ぐったり、汗びっしょにりなってベッドに横たわったところでした。

 

温泉から帰ってくる間に来ていたシャツも、わたしが実家に行ったときにちょうど着替えていた新しいシャツも汗びっしょり。

 

「この部屋暑いよ。クーラーつけんと、脱水症状になるよ。」

 

「そうかね。もうね、体の感覚も、よう分からん。」

 

たろ夫はあおむけの姿勢で、とてもしんどそうに弱弱しく答えました。

 

「車の運転中、クーラーつけてなかったの?」

「さすがにそれはない。ちゃんとクーラーつけとったよ。」

 

母きんたろうは少し疑っていました。トルーソー症候群+ケモブレイン(ってことにしておきます)で、物忘れや勘違いが多いので、本当にクーラーをつけていたかどうかが定かではないのです。

 

 

とにかく、汗びっしょりなのでまたシャツを脱いでもらって、光線治療を始めました。

 

「お父さん、何分ぐらい温泉に入っとったん?」

 

「20分。」

 

「ふ~ん。15分くらいにしとけば。それから、温泉に入る前と後に、コップ一杯水を飲んだ方がいいよ。血液ドロドロになるよ。」

 

「温泉から上がったときは飲んだよ。入る前は飲んでないけどね。」

 

「温泉ぐらい付き合うけ、行くときは言って。1週間に1回くらい行きたいと?」

 

「いいや、1か月に1回くらいでいい。」

 

 

おそらくですが、とにかく家にいても暇だから、「温泉」=「湯治」という、がん治療にもよさそうな活動をやってみたところ、思ったよりずっと疲れた、もう行かないと言う感じでしょう。

 

去年の夏は、引き止めてもやっていた、早朝の庭の草取りも、もう気力もないそうです。(これは、猛暑だからちょうどいいと言えばちょうどいいんですが…)

 

「長野まで1000何百キロ運転して行きよったけど、もう気力がなくなった…。」

 

引き続き、弱弱し~く返事するたろ夫。

 

「今までが超人やったんよ。今やっと普通になったんじゃない?」とフォロー。

 

 

しかし困ったことに、母きんたろうは、異常に寒がりで、あの室温でも平気だったということです。外気が35度、網戸を開けている状態。

 

 

そんなところにいたら、脱水症状が進んでしまいます。

 

たろ夫は、気がつかない。母きんたろうも、気がつかない。ギャー!

 

これは暑い、クーラーつけなきゃ、というと、ああだこうだと自分を正当化してクーラーをつけさせまいとする母きんたろう。おかしいです。

 

日頃は持病のせいで、うっとうしいくらいにいつもゴホゴホ言っているくせに、怒って口撃するときは決してせき込みません。いつものゴホゴホ病はどこに行くんでしょう。

 

 

「自分のことを放っておいてでもお父さんの世話をしてるのに!!」

 

と主張する母きんたろうに、

 

「自分のことを放っておいたらいけんやろ。自己管理をしたうえで、お世話せんと。」

 

と、病弱な(と言うことにしておきましょう)母に、自分の健康維持をしっかりするように言いました。

 

なんだかイラついている母きんたろう。

 

わたしはため息をついて自分の家に帰りました。

 

父たろ夫が、ベッドの上から「またね。」と。

 

いずれにしても、病人の介護って、一筋縄ではいきません。どうにかやりくりしていくしかないです。

 

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