8月8日水曜日、関東に台風が来ている影響のせいか、こちらきんたろう地方では風が涼しく吹いています。それでも昨日は34度、今日は32度でした。まだまだ猛暑です。
最近、母きんたろうから「出禁」になっていたのもあり、父たろ夫に直接電話やメールをしていたのですが、油断していました。
いつも返事は「元気よ。」だったのですが、今日夕方5時ごろ電話したら、たろ夫が、
「今病院に来てる。」
「どうしたん??」
予約していないのに病院に行っているとは、たろ夫にとっては相当の何かが発生したのだろうと緊張が走りました。
「10日前ぐらいからお腹と背中が痛かったんよ。5日前ぐらいから眠れんようになってね。それで、今日、痛み止めもらった。」
「え~。お父さん、元気よって言いよったやん。お腹って、どう痛いの?」
「最初にすい臓がんが見つかったころに痛かったのと同じやね。左側のお腹と、背中。背中はびりびりする。がんが大きくなりよぅけ、そのせいでしょうとA先生は言いよった。痛み止めを2種類もらってきた。薬の名前?わからん。
それから、明日皮膚科にかかる。」
「皮膚科??」
「前もすい臓のあたりにアテロームが出来とったんやけど、また出来とうけ、それを明日直ぐ先生が予約入れてくれてね、手術することになった。」
……あまりの急展開に動揺するわたし、たろ娘。
しばらくして、久しぶりに母きんたろうに電話しました。緊急事態であるので一時休戦。普通に会話。
「お父さん、どうしたん?」
「何日か前、夜中、わたしを起こして、『背中が痛い』っち言ってきたんよ。
今日、ロキソニンと、カロナールを処方された。朝昼晩と、朝昼晩と寝る前と。
それから、足の痺れはひどくなってるみたいなんよね。
でも今日は、検査とかはなんもせんで、来週また予約になったけ、その時、血液検査もしましょう、って。
アテロームはね、なんか真っ黒になっとって、でもA先生は皮膚科は全くわからんけ、明日見てもらうしかないね。
それから話は変わるけど、お父さん最近埋めてた歯が取れたんよ。でも歯医者に行かんで、チリ紙とか詰めたりしようよ。」
「うーん、がん患者は特に口の中の衛生に気をつけんないけんっち、この前ちゃんと話したら『わかった』って言いよったんやけどねえ。」
「お父さん最近、何でも分かった、分かった、っていうけど、な~んもせんよ。」
「はあ。もう、どっちみち長くないね。」
死ぬ直前まで痛みは出ないタイプなんだろうと思っていたら、とうとう、痛みが出てきてしまいました。
ちょっとショックですが、父たろ夫が最もショックでしょう。
ひとまず、ロキソニンとカロナールで痛みが止まったようで、薬が効いているということは、やっぱり痛みはがんから来ているんだね、と、母娘で話しました。
「車の運転は、いつでも言ってくれたら運転するから。予定は開けとくから言ってね。」
そう言って、電話を切りました。
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