8月25日土曜日午前11時ごろ、実家に行ってみました。母きんたろうとは心理的には冷戦が続いていますが、一応普通に話はしました。
「お父さんはリビングに布団しいて寝てる。まだクーラーが壊れているから。」
玄関先で立ったまま話をしました。
「ずっと寝てるの?」
「いや、寝たり起きたり。」
「お母さんは、元気?大丈夫?」
こういう言葉をかけると喜ぶ母きんたろう。気遣われるとうれしいのです。
しかしたろ夫には会わせてくれない性格悪いきんたろう。(たろ夫は見世物じゃないけどね)
そして結局、今回のめまいと嘔吐の原因は「わからない」と繰り返します。
「家の中にいてもお年寄りは熱中症になるっていうから、熱中症やろう。」と、「お年寄り」という単語を使って一般論としてわたしが指摘すると、
「アぁ、そぅ…」と、自分も本当はそう思っているけれども、それを素直に認めたくない、と読み取れました。(プライドが異常に高いのです、このお方。)
とにかく、トルーソー症候群が悪化しているわけではないことがわかって、今回新たにはっきりしたことは、
FOLFOX投与の副作用によってトルーソー症候群を引き起こしたということ。
7月のところで書きましたが、(今は8月、念のため。)FOLFOXの投与は3回ありました。3回とも、投与の後、目に異常がありました。
父たろ夫が自己申告せず車を運転し続けて危険なので、わたしがこっそり主治医に手紙を送付したいきさつがあります。
8月23日の頭部MRI検査で、トルーソー症候群の脳梗塞は特段悪化していないということで、神経内科の先生も、驚いていらっしゃったそうです。
「ふつう、こういう(前回の脳梗塞の画像)状態になってしまうと、どんどん大きいのができてしまうんですけど。」って。たろ夫は顕著な新しいものは出来てない、と。(前回は7月18日に脳梗塞の診断をされました。)
民間治療が効いているのか、FOLFOX、ろくでもなかった、と言うだけのことなのか。(この段階のたろ夫にとっては、ですね。)
しかし、たろ夫だけではなく、他のすい臓がん闘病記を拝読しても、FOLFIRINOXの一剤、エルプラット(オキサリプラチン)って、デメリットがすごく大きいように見えるんですが。
それを戻すなんて。ふんぬ~~~
たろ夫の足の痺れ、最近ひどくなってきているようです。今になって…。
次回の腫瘍内科の診察の予約は9月19日ですが、主治医はトルーソー症候群は「抗がん剤の副作用だったのでしょう」とは認められないでしょうね。
別に、文句を言ってやろうとか思っていませんけど、わたしとしては、4月半ばから始めてしまったこのFOLFOX投与決定は、今までの抗がん剤闘病生活の中でも一番残念な決定でした。
これは、いらなかった。せめて、S-1くらいにしてほしかったです。
この時も、わたしも付き添っていく、と父に言ったのですが、「大丈夫、話を聞いて帰って相談するから来なくていい」、と言われて付き添わなかったんです。
そしたら、もう、その場で速断して抗がん剤の予約を取って帰ってきてしまいました。
結果論かもしれませんけど、残念なことがいっぱいなんですよね。
でも、じゃあ、毎回付き添って、主治医と、より専門的な話し合いをしていたら結果は大きく変わっていたかというと、必ずしもそうとも思いません。
結局、最終的な決定をするのは父たろ夫ですので、結果に大差はなかったかもしれません。
診察予約日までまだあと3週間以上あります。
まだまだ猛暑が続いています。…このブログでは!!
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