きんたろうの家 すい臓がんと愉快な家族のブログ

すい臓がん3年間の闘病記と、思いつくままに書きなぐる絵と文。

最後の入院 やっと緩和ケア病棟へ移動

10月22日(月)入院13日目

朝8:00 唇を時々変に動かすしぐさをする(おそらく下顎(かがく)呼吸:下顎呼吸とは、努力呼吸の一種で、最期に顎をかくかくして呼吸する

 

8:15 新しい担当医が見に来る 

母きんたろう 「体位を変えたり、血圧を測ったりすると、目覚めて、もがく

 

担当医「血圧は医療上必要なので最低限させていただきたい。薬液を速めることは出来るのでその時はナースコールしてください。」

 

きんたろう「マスクを外そうとする」

 

担当医「マスクを外すと窒息する。」

 

きんたろう「…早く楽にしてあげてほしい。」

 

担当医「僕だけの判断ではできない。A先生(主治医)とも話します。」

 

8:45 ぐっすり眠っている。妙な口の動かし方をする。(たろ娘注:下顎呼吸

 

9:10 主治医A先生来る 昨夜の発熱を尋ねてくる。「薬を増やしましょう」

9:15 主治医に電話コールあり。「緩和に移りましょう。昼頃までには(移れる)。」

10:30 たろ夫、痰を自力で手に出した。

 

 

10:50 たろ娘病院到着。ちょうどこれから緩和ケア病棟に移動という時でした。

 

息遣いがひどく荒いです。意識もあって、たろ夫は何か言おうとしていました。

 

たろ娘「なん?(長男)のこと?」首を横に振ります。違うらしい。

たろ娘「(たろ娘のダーリン)のこと?」たろ夫、うん、でもないし、違う、でもないようです。

たろ娘「(次男)?(孫息子)?次男たちはね、帰ったよ。今日は1022日で月曜日やろ。(孫息子)が学校に行かんないけんけね。昨日おとといは土日やったんよ。」

 

たろ夫、納得したように見えました。

 

あとで母にそのことを話すと、たぶんお父さんは、自分のことはいいから、たろ娘はダーリンの世話をちゃんとしてやりなさい、次男も、仕事に戻って、葬式の時に来ればいいから、ということだろうと、自分たちなりに結論を出しました。

 

 

現在ナルベイン(麻薬)2.0mg。

 

最初は1.0で、次に1.5、そして2.0に量は増えているんですが、父たろ夫、昔陸上をしていたのもあり、もともと体力があり、心臓も強いので、これで眠ってはくれません。

 

痩せてはいますが、この状態は「悪液質」(激ヤセ)で亡くなりそうというよりは、呼吸困難が一番重症であるように見えます。呼吸さえできれば、体力はあるのに、と言う、いや、そんなに単純な問題ではないけど。

 

 

消化器内科(胆・肝・膵)病棟の看護師長をはじめ、皆様が、わたしたちが緩和ケア病棟行きのエレベーターに乗り込むのを見送ってくださいました。

 

 

 

 

 

 

緩和に来ても、酸素マスクを外そうとします。

 

観察と実体験による酸素吸入に関する情報ですが、胸水により、肺機能が著しく低下している故、父たろ夫は酸素マスクをつけているわけですが、肺機能が低下しているからと言って、酸素をどんどん送り込めばいいというものではありません。

 

指先で測る血中酸素濃度は、酸素マスクを外すとあっという間に85%以下になる(超危険域)ので、酸素マスクは必須なのですが、マスクをつけると息苦しいのです。

 

それはちょうど、穴の開いた小さなゴム風船に、必死で息を吹き込もうとしているような感じかもしれません。

 

右肺は胸水で全く使い物にならない、左肺も委縮してがんが散らばっていてほとんど機能していない。それでもそこに、大量の酸素を送り込まなければ窒息死してしまうという状態。

 

  

熱は37.0℃

 

首の後ろに氷枕をしていただきました。

 

緩和になってから、利尿剤が加わりました。ソルデム3Aという輸液がソルデム1になり、(3Aの濃縮です)むくみを減らそうということらしいです。ステロイドも投入し、なんとか、呼吸困難の根源、胸水を減らせないかということです。

 

それプラス、アセリオ。一日4回まで(1100cc)で、鎮痛、睡眠の効果があります。その分、血圧が下がるので、これを投与するときは事前に血圧を測ります。

 

そして鎮静剤ミタゾラム。別名ドリミカム。(つなげてみれば「ドリーム見たぞ。カモン!」なんや、このネーミング。)

 

普通、手術の時に麻酔として使われるものだそうですが、鎮静剤として使うのは、体力がとても弱っている患者なので、量の調節がとても難しいのだそうです。今までは10ml(2mg)でしたが、原液投与になりました。

 

体重は60キロになっていました。(一般病棟の時のベッドから、緩和の介護ベッドに体を移す時に体重を測るマットに載せていた)胸水が67キロ分入っているから、実質534キロです。確か、父たろ夫はベスト体重は64キロだと言っていたような気がします。

 

ずっとメタボ気味で、がんになる前は75キロくらいあったので、実質20キロ以上痩せたことになります。

 

緩和に移り、とりあえずホッとしました。

 

除圧マットや、片手がむくんで来たら手置き枕を敷く、尿の袋にはカバーをかけるなど、お世話が細やかです。

 

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緩和ケア病棟の主治医と、またその後担当看護師さんと、お話しさせていただいたので、次回それを書きます。

 

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