きんたろうの家 すい臓がんと愉快な家族のブログ

すい臓がん3年間の闘病記と、思いつくままに書きなぐる絵と文。

消せないたろ夫のアドレス

何も知らない方がタイトル見たら、元カレ?って勘違いをされてしまいそうですが…。7か月半前に亡くなった父のケータイ番号及びショートメールのやり取りの履歴のことです。

 

スマホの整理のために、時々写真を削除したりアドレスを整理したりしているんですが、ふとした時に父たろ夫のショートメールの部分が現れてきたりすると、なんだか、言い表せない切なさを感じるんですよね。

 

もう使われていないたろ夫のケータイ番号。

 

消せばいいのに消せないショートメール。

 

結局、「===」この、絵文字が表示されていなかった部分は何て書いてたんだろう…。

 

 

 

父に大学受験を阻止されてからというもの、わたしの性格は恐ろしく「断捨離」傾向になりました。

 

華々しい通知表や表彰状は全部破り捨て、小中高の卒業アルバムも捨て、辞書など勉強関係のすべてのものも捨て、過去を全部捨てました。(親友は捨ててませんよ。)

 

そんなわたしが、もう使われていないケータイ番号を保存しておくなんて、非常にナンセンスなんですが、・・・ 超自己中心的な父親で、わたしたろ娘の全然望まない事ばかりやってきた人ではあるけれど、一応、わたしの中にも父親に対する愛情があるので、泣けてきます。

 

 

父たろ夫は生前、「おれの机に触るな!近づくな!」と、異常なくらいに反応していました。遺言状でも書いているのかなあと思っていました。そんなの、勝手に読んだりしないのに、と思いつつ。

 

亡くなってから、いちおう遺言状などはないか、父の机の引き出しとパソコンの中をチェックしましたが、出てきたのは45年から50年くらい前の新聞の切り抜き

 

陸上をやっていたので何度かその関係で新聞に載ったことがあったらしく、それを50年も保管していました。

 

「若いとき陸上で新聞に載った!」と、何度も自慢話を聞かされていたのでその事実は知っていましたが、まさか死んでも保管しているとは思いませんでした。

 

どんだけ自己顕示欲が強いんだ、とたろ夫の性格を熟知しているわたしは内心ドン引きましたが、家族葬を行った時はたろ夫の唯一の肉親である弟(たろ娘の叔父)も来ていたので、故人を偲ぶ小話として紹介させてもらいました。

 

って言うか、そうして欲しかったんでしょうね、父は。

 

あなたの望むとおり、若かりし日の栄光について家族で語り合いましたよ。

 

もう、いいでしょう?

 

いつになったらあなたのことを考えても切なくならない日が来るのかな。

 

 

 

 

 

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