きんたろうの家 すい臓がんと愉快な家族のブログ

すい臓がん3年間の闘病記と、思いつくままに書きなぐる絵と文。

「だまされたと思って飲んでみて」などと勧めてはいけない。

お久しぶりです。生きています。

 

 

さて、わたしの新婚当初、ダーリン母の実家に行ったとき、農園をやっている親戚から栗を段ボール箱いっぱいいただきました。

 

「こんなにたくさん、どうしようかしら~」と口に出して考えている姑に、新ヨメのわたくしは、「栗の渋皮煮はおいしいですよ!」と、ついいらぬ発言をしてしまいました。たまたまそのころマイブームだったのです。

 

「そう。じゃあ、つくってもらおうかしら~!!!」と、上から目線(に見える)態度で作らされそうになり、(え、これ全部???)と内心戸惑いながら、

 

「で、でも、黒砂糖がたくさんいるんですけど、あ、ありますか?」と逃げ道を探しました。が、しっかり黒砂糖とキビ砂糖がたくさんストックしてあり、作らざるを得なくなってしまいました。

 

栗の渋皮煮は、ものすごく手間暇がかかる面倒くさい代物なのです。

 

まず普通にゆでて、外側の硬い皮(鬼皮)を包丁で地道にむいていきます。決して内側の渋皮に傷をつけてはいけません。もう、この皮むき作業途中で2時間半経過。この辺で、やっと姑さんも見かねて手伝ってくれ始めました。二人がかりで延べ5時間半もただひたすら黙々と栗の皮むき。

 

(この時点ですでにひどく疲れた。農家をやったことのないヨメ(わたし)には過酷な労働であった。ヨメいびりかと思った。)

 

その後渋皮のまわりのカサカサした部分を取るのがまた大変。渋くない渋皮煮を作るために、カサカサをきれいに取り除くのがコツなんです。

 

その説明はもう省略するとして、結果、とてもおいしい渋皮煮ができました!失敗しなくてよかった~~。そして、たくさん持ち帰らせてもらえました。はあうれしかった。姑、そんなに鬼じゃなかった。(このブログ、絶対見せられんな…)

 

 

しかし…手は荒れてしまいました。その後まもなく、私の手の親指の第1関節あたりにいぼができ、そのいぼがだんだん大きくなり増えていき、気が付けば手だけでなく足の裏にまで飛び移り、「群生したいぼ」ができてしまいました。

 

当時は知らなかったのですが、栗の皮むきって、いぼができやすいのだそうです。小さな切り傷を作りやすく、そこからいぼ菌が繁殖してしまいやすいからです。

 

それからというもの、いつも手指のいぼは他人に隠す感じで過ごしていました。足の指のいぼは自分で見てもすんごく気持ち悪くて、「誰にも見せられん!」と思いながら、でも特に生活に支障ないものですからほったらかしていました。そのうちよくなるかもしれん、などと淡い期待を抱きながら。

 

しかし一向に良くならないばかりかどんどんひどくなっていったため、ある時職場の同僚に、「いぼの治し方を知らないか」と聞いてみました。

 

ここからがタイトルの話につながるのですが、(前置き長くてすみませ~ん)

 

「先輩、ヨクイニンがいいですよ!わたし、子供のころ足に何か所もいぼができてたんですけど、ヨクイニンを何か月か飲んだらきれいに治りました!騙されたと思って飲んでみてください!」と勧められました。

 

「だまされたと思って」。このセリフ、結構年配の、60代以上の方が使うセリフかなあという感じがします。若者がそんな古い表現を使ってくることに違和感を感じつつも、単純なわたしは「それでは飲んでみようかな」と、3か月ほどそのヨクイニンとやらを飲んでみました。3か月で1万円くらいかかったと思います。

 

【第3類医薬品】ヨクイニン錠 300錠

【第3類医薬品】ヨクイニン錠 300錠

 

 

結果…はいっ、何の変化もなし。

 

無駄無駄無駄無駄~~~~!!!お金と時間の無駄でした。

 

だまされた、というより、ある人には効いたけど、ある人には効かなかった。あるいぼの種類には効くけど、別のいぼの種類のいぼには効かない。

 

ただそれだけのことであったのだろうと思います。

 

このことはいい教訓になりました。「だまされたと思って」と言って勧めるのって、あまりにも無責任すぎる。本当に騙されちゃったじゃないか~~。どうしてくれるねん。あなたがお金払ってくれるのか。

 

いぼだからね。まあ、いいんですけどね。

 

結局その後4,5か月かけて病院にかかって、何度も何度も液体窒素でいぼを低温やけどさせてどうにか治しました。

 

もう、足指の裏のいぼの部分、今でもたまに「ゾッ」とするほどの痛みのトラウマがよみがえります。液体窒素の治療の後は、靴底がいぼに当たってすごく痛かったのです。30分休んでから歩いても、まだ激痛でした。よく頑張った、わたし。

 

そうなる前に皆さん病院に行ってくださいね。(ふつうの人は行くかも・・・)

 

しかし、今でも小さないぼがぷつぷつ出てくるので年に1,2回、芽を摘みに皮膚科に行きます。いぼ菌、本当にしつこい。その度に、「そもそもこのいぼのきっかけは~~~。」と、執念深く姑を思い出してしまいつつ、ダーリンに愚痴ったりはせず表向きはおとなしくしております。

 

皮膚科の先生はオジーさんなので、一ミリくらいの小さいいぼの存在は認めてくれません。わざわざわたしがボールペンで丸く囲んでいくんですが、「見え~ん!」とか、「忙しいっ!」とか言って、小さいのは相手してくれないのです。田舎の町医者って、こんな頑固者が多いです。

 

看護師さんが待合室にいるわたしのところに直後にこっそりやってきて、『ごめんね~~!本当にごめんね~~!』とフォローなさって、逆に笑っちゃいました。

 

いいんですよぉ~。近いから通っているだけ。いぼだから通っているだけ。心配な病気だったら絶対こんな病院にはかかりませんから~。

 

 

つらつらと書きましたけど、がんの補完療法や民間療法ならなおのこと、「だまされたと思って飲んでみて」は禁句ですよね~。

 

っていう話でした。

 

ご清聴ありがとうございました。

 

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