最近イオンから郵便が届いた。「がん保険に入りませんか」という内容だった。
もう十年以上前から乳房に繊維腺腫や嚢胞があると指摘されているので、それががん化することはないと言われてはいるものの、がん保険に入っておこうかなと調べてみたことはあった。
でも、加入しているア〇ラックでは、良性でもそういうものがあると指摘されている人はがん保険には入れませんと言われてあきらめていた。
今回、イオンの保険では「がん」と診断されたことがないのであれば入れます、ということだ。わたしでも入れる。電話で確認したので間違いない。
そしてがん保険料がすごく安い。こんな保険、イオンは最近始めたのですかと聞いたら、2年位前から始めていて、順次ご案内している、と。
なので、今のうちに入っておこうかなと真剣に考えていたところ、新しいがんリスク判別の血液検査がすごく安く受けられることを知った。「メタロ・バランス検査」というもの。
男性は大腸・胃・肺・すい臓・肝臓・前立腺が判別可能。
女性は大腸・胃・肺・すい臓・肝臓・乳・子宮頚・子宮体・卵巣が判別可能。
料金は税込み16500円。そして、2年続けて検査を受けると約束すると、1回1万円で受けられる、と。始まって数年なので、データを蓄積したいようだ。
こんなうまい話があるのかなあと、膵癌の研究で皆様ご存じの佐藤典宏先生にネットで質問してみたら、インチキではなさそう。
マイクロアレイやマイクロRNAとは全く違った検査法。検査精度は、AUCが0.8~0.9と非常に高い。
(例えば大腸がんの検査だと、マイクロRNA法でもメタロ・バランスでも0.9で、検査料はメタロ・バランスの方がはるかに安い)
このデータをそのまま信じるならば、とてもいい検査だと。
がんの遺伝子(DNA)検査:いくらかかる?何がどこまでわかり、本当に役に立つのか? | 「がん」をあきらめない人の情報ブログ
(佐藤先生の見解は大変参考になりました。本当にありがとうございました。)
これはもう、がん保険に入るよりこっちでしょ、と考えるのは早計だろうか…。
週2,3日はしっかり運動をする超健康的なダーリンは「あなたはブログのネタにしたいだけでしょ。」と言う。「それより走ってきた方ががん予防になるよ!」と。
いやいや、いやいや…まぁ…。
ついでに、いつか書こうと思っていた人工血液に関するニュースを。
人工血液、動物実験に成功 1年以上の常温保存も可能:朝日新聞デジタル
がん治療中に輸血をされる方もいるので。ヒトの血液はリスクがゼロではないので、人工血液で代替でき、同等の効果が得られるのなら、すごいことだと思う。保存できる期間もはるかに長い。
ただ、日赤とか製薬会社とか厚労省とか…いろいろとハードルは高いと思う。