きんたろうの家 すい臓がんのブログ

      すい臓がん3年間の闘病記と、徒然なるままに・・・

まだ続いている② 呼吸苦

今回もコロナと関係があると言えばある。いや、ある。癌とも関係ある。

 

3月末に志村けんさんが亡くなった。亡くなる前に人工呼吸器と「麻酔」をして、それから9日くらい、意識がなかったとニュースで見た。

 

志村けんのファンだったわけではない。むしろ、「オレたちひょうきん族」を見て育った。

 

それでも、テレビを通して知っている方が急に病死するということに深い悲しみを覚えた。そして、呼吸苦(肺炎)で亡くなったことが、自分の父親とオーバーラップして、余計に悲しくなった。

 

報道にあった「麻酔」…っていうか、麻薬っていうか、鎮静剤…セデーションでしょう…と思ったが、一般の人にとって「鎮静」という言葉は「猛獣」とかを連想させる言葉なのだろうか?とも思い、わたしの違和感は、自分の医療の知識がどの程度なのか自分でもわからないから、というところに落ち着いた。

 

無礼を百も承知で言うが、「麻酔」を打った後、目覚めることなく亡くなった志村けんを、わたしはうらやましく思う。もちろん、それを打つまで、本人も相当苦しんだに違いない。突然でもあったし、コロナという感染症だったから、家族がそばで看取れなかったという残念さもあるに違いない。だから、苦しみ、悲しみはそれぞれではある。

 

しかし、父が末期中の末期で呼吸苦で「死なせて!」と何度も叫んで苦しんでいるのに「麻酔」を打ってもらえず、文字通り死ぬほど苦しむ姿をすぐそばで何時間も何時間も見ていたあの時間は、果たして本当にやむを得なかったのだろうかという疑念がぬぐえず、無念さが残っている。

 

父が亡くなってからもう1年半以上経ったが、今でも思い出すと号泣する。

 

父が死に際にあんなに苦しんだ姿は、わたし以外は誰も知らない。いや、正確に言うと当直の看護師たちも目の当たりにしていたが、真夜中だったため、医師を起こして「麻酔」の許可を求めてはくれなかったのだ。

 

 

最近マイケルジャクソンは他殺だと断定されたという報道を見た。彼が他殺か事故死かなんてわたしには真相を知る由もないが、その報道に、知っている薬の名前が出てきた。「ミタゾラム」。明け方になって父の鎮静に投与することになった「麻酔」の名前である。父の病にまつわるすべてのことに、わたしは敏感に反応してしまう。

 

ミタゾラムの投与量は適正だったのか?点滴のスピードは適正だったのだろうか?

 

医療の知識があったらよかったのにと自分を残念に思う。悪いがマイケルジャクソンのためではない。父を思ってのことである。父はミタゾラムを投与されてからも何度も目を覚まして苦しんだ。

  

 

しかしわたしがこのブログを続けているのは、父の最期に納得がいかないからではない。全然違う。

 

全く別の、完全に悪意のある医療過誤に遭ったから、その決着をつけるまでは続けようと思っているだけである。というか、このことを世間に知らしめるために始めたブログなのだ。思ったよりずっと長くかかってしまっているが。

 

 この問題に決着がついたとき、きっとわたしは新たな第一歩を踏み出せると思う。早くこのとらわれから解き放たれたい。

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