突然お金の話になるが、このブログの経費は一か月700円くらいかかっている。
はてなブログproというものを使っているのだが、2年契約で14400円、そのほかドメイン料が年1000円くらいだったのではないかと記憶している。
Proにすることで、Googleの広告収入をわずかながら得られて、赤字にならなければよいと思っていた。どうせブログを書くならタダより収入があったほうがやりがいがあると思った。しょっちゅう記事を書いていたころはずっと黒字だったが、第二章は滞っており、とうとう先月、6月は100円くらいの収入になってしまった。
ブログ記事を書かないから当然なのかもしれないが、こんな大赤字は困る。早くブログの続きを書きたいのであるが、第2章の裁判の話、公表できるところにまではたどり着いていない。いったいどれほど時間がかかるのか、わたしにもわからない。
・・・裁判ということで思い出したのだが、わたしは裁判を受けて懲罰を受けたことがある。簡易裁判所に出廷するようにという赤いはがきが来たからだ。そこにはワルそうな人たちがいっぱい来ていて、各々名前が呼ばれる順番を待っていた。結構ドキドキした。
裁判の理由は31キロ速度超過、車のスピード違反で一発免停を食らってしまったからだった。
30キロ未満なら、罰金だけで済む。しかし30キロを超えると、大変面倒くさいことになるのだということを身をもって知った。
その日はたまたまぼーっとして運転していた。関東平野の広がる道で、右も左も人など通らないところだった。飛び出しなど心配する必要のない道で、制限速度50キロのところを81キロで走っていたところ、ネズミ捕りに引っかかってしまった。
ネズミ捕りめ、ふぬぅぅぅ……。
しかし一発免停になったからと言ってその直後から運転してはいけないわけではなく、警察からハガキが来て、「簡易裁判所で裁判を受けなさい」となる。
そこに行って警察と検察から別々に尋問を受けて、「急いでいたんですか?」などと質問された。「いいえ、急いでいませんでした。」と答えたにもかかわらず、強引に「急いでいたんですね。」という結論を下され、形だけの裁判が終わった。
有罪である。違反は認めるが、急いでいたという理由は断固として否定したい。ただ単にぼーっとして飛ばし過ぎたというのが正しい。だがそこを主張したところで有罪は覆らないので黙認した。
その時にも1万5千円か2万円くらいの罰金だか印紙代だったかを払わされ、後日改めて裁判所とは別の遠い場所にある自動車免許センターに行って丸一日の長い長い講習を受けた。
講習の最後に、バーチャルドライブのゲーム機みたいなものでテストを受けて、安全運転ができることを示さなければいけないのだが、人工的に遠近感を表現した画像が迫るように現れるため、やっていて吐きそうになってしまった。
『気分が悪い人は申し出るように…』という断り書きが貼ってあったのだが、ここでリタイヤするとまた後日改めてテストさせられると書いてあるので、それでは同じことの繰り返しだ、また吐きそうになるだけだと思い、船酔いMAXのような限界状態だったが根性でそのテストをどうにか終えた。30分くらい、バーチャル運転をしたと思う。
そこで支払った罰金は7万円くらいだった。裁判所の罰金とは別だった。講習料という名目だったかどうかはよく覚えていない。
裁判所と免許センターへの往復の交通費などを全部含めると、30キロオーバーの代償は全部で10万円かかったと記憶している。
かなりへこんだ。
例えるならNHKの受信料をまとめて5年分支払えと命令されたような気分だろうか。まあ違うけど。
赤はがきに、「罰金を払わないと30日の懲役」と書かれていたので、当時は、なんなら私、お金払わないで実際に服役さてもらえないかしらとまで思ったのであるが、今となっては、服役している人たちはすごくワルい感じの人だろうから、行かなくてよかったのだと思っている。
その数か月後、わたしが捕まったのと同じ場所で、警察官がスピード違反で捕まったというニュースが出ていた。「そうでしょ、誰でも飛ばしちゃうでしょ?」という気分だった。
興味深いことにその直後、「速度制限50キロ」の標識がなくなった。60キロまで出せるようになった。捕まった警察官がきっかけで見直されたに違いない。よかったといえばよかった。
しかし先に警察が捕まってくれていたらわたしも10万円も払わないで済んだのにな~。
惜しいな~くやしいわ~という思いも、月日が流れて薄らいだ。
今住んでいるところは道がごちゃごちゃしているので車を飛ばそうにも飛ばせない。今となっては平たい関東平野が懐かしい。
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